福原遥がヒロインを務める連続テレビ小説『舞いあがれ!』(毎週月~土、8:15~ NHK総合 ※土は一週間の振り返り)の第96回が17日に放送された。第96回の放送では、短歌が思うように書けず思い悩んでいた貴司(赤楚衛二) がヒロイン・舞(福原遥)に向けて新たに歌を書き、その内容にSNSは話題沸騰となっている。
また、第96回の放送では前半は貴司の歌が書けない苦しみの感情の描写が、後半には貴司への気持ちに蓋をして悩んでいた舞の心情の様子が丁寧に描かれており、視聴者からは「神回でした」「朝からずっと泣いてます」と反響の声が続々と寄せられている。(以下第96回ネタバレあり)
【関連】『舞いあがれ!』貴司(赤楚衛二)短歌に込めた“恋心”に反響続々、告白で舞との関係が動くか?
恋の歌を書いてほしいというリュー北條(川島潤哉) の要望に応えられず、貴司が頭を下げるシーンから始まった96回。北条は「君が行く 新たな道を 照らすよう 千億の星に 頼んでおいた 」の歌を挙げ、「なんで隠すのよ。心の奥までさらけ出しなよ。そんな及び腰だから僕の求めてる短歌は作れない。自分でもわかってるんでしょ?」と話す。それを受けて貴司は「怖いんです。心の奥をさらけ出すのが…昔から人とぶつかるのが怖くて…」と思いを吐露するも、北条は「もったいないよ梅津さん、せっかくのマグマに蓋しちゃって」ときつく言い放ち、立ち去ってしまう。
後日、北条が「おっ!スランプの人発見!」と酔った様子で貴司に絡む。「いるんだよなぁ~意気地なしが。なんで書かないのよ。」と北条が詰め寄ると、貴司は「書かないんじゃなくて、書けないんです。」と言い返す。すると北条は「相手がった一人でも書けないくせに、いるんでしょ。大切な人がさ。その人の心に向かって、ど真ん中ストレート投げるつもりで書けよ。そういう歌が大勢の心を打つんだよ。」とボヤキながら喝を入れる場面で貴司パートは幕を閉じた。
厳しい口調で貴司に短歌を書くことを迫っているようにも感じられる北条だったが、今日の放送で貴司の歌に心から期待をし、ぶっきらぼうながらも貴司に温かいエールを送る様子がこの1シーンから描かれていた。この一連の北条の言葉に貴司のマグマは沸き立つのか…果たして…。