さまざまな落差のあるシーンが見られ、「感情がジェットコースター」「感情忙しすぎて1時間過ぎるのがはやい」「単なる恋愛ドラマじゃない」と話題の『星降る夜に』(テレビ朝日、毎週火曜よる9時)。
先週7日に放送された第4話では、キラキラ可愛い雪宮鈴(吉高由里子)と柊一星(北村匠海)の仲睦まじい様子とともに、一星の同僚・佐藤春(千葉雄大)の葛藤が描かれた。キュンとしてしまう場面とは対照的に、難しくかつリアルな問題を突きつけられるというシーンも多く、見る者の感情を激しく揺さぶる回となった。
(以下、第4話ネタバレあり)
「産むも産まないも生き方の選択は本人の自由だからさ」
春の妻・うた(若月佑美)に妊娠を告げた鈴の同僚・佐々木深夜(ディーン・フジオカ)だったが、うたがあまり嬉しそうな様子ではなく気まずい雰囲気になってしまったことを気に掛けていた。そんな深夜に鈴は自分たちの仕事は「妊婦さんの体調の的確な診断をする事」だとし、人それぞれの考え方があることを伝える。
春が深夜のもとを訪れたシーン。「自分は子供が欲しいと思っていなくて…」と妻の妊娠に戸惑う春は、深夜に「もし 先生に大切な奥さんがいて その奥さんが妊娠したら普通嬉しいですよね」と聞く。春がなんとかギリギリのところで持ちこたえて生きている感じを、千葉が繊細に表現。そのつらさが胸をしめつける。深夜にとっても残酷な質問。少し寂しそうな表情をしながら「僕なら 嬉しいと思います」と答えた深夜を見て、妻とそのお腹の子を同時に亡くした過去を思い出す。
外でぼんやり考え込む深夜に鈴は缶コーヒーを手渡す。鈴が寒そうにしていると、急に両手でカイロを振り出す深夜。その振り方が「全部ホッカイロに持っていかれた」という声が上がるほど可愛くてほっこり。鈴の手にカイロを渡して自分の手で包み込む。そんな様子を看護師の蜂須賀(長井短)に見られ、イチャイチャしていたと言われると、深夜は鈴からもらった缶コーヒーを蜂須賀にあげてしまう。相変わらずどこか抜けている深夜に癒されつつも、春に対して「目の前の幸せを大切にできないなんて…」と彼が抱えているものの大きさに胸が押しつぶされそうになる。
社長の北斗千明(水野美紀)とともに鈴が会社にやってくると、一星は慌ててボディシートで自分の体を拭く。大好きな鈴が急に現れ、においを気にする姿はとても可愛らしい。仲良しの春に「俺 くさくない?」と確認。「くさい」「!?」「ウソ」…と冗談が言える二人も相変わらず微笑ましい。