TBSでは、4月期の金曜ドラマ枠(毎週金曜よる10時)で『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』を放送する。本作で山田裕貴がGP帯連続ドラマ初主演を務める。
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8時23分、いつもと変わらない朝。都心へと向かう電車では、SNSをチェックしたり動画を見たりとほとんどの乗客がスマートフォンを見ていた。昨日と同じ今日を迎える、誰もがそう思っていた。しかし、突如として都心へと向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープしてしまう。SNSはおろかスマートフォン自体が役に立たない世界に突然放り出された乗客たち。偶然か運命か…乗り合わせていた乗客たちによる、生き抜くためのサバイバル生活が幕を開ける。この物語は、同じ電車に偶然乗り合わせた見ず知らずの乗客たちが突如、前代未聞の出来事に巻き込まれ、電波が通じないうえに水も食料もない極限下で懸命に生き、元の世界に戻ろうとする姿を描く、完全オリジナルの予測不能のヒューマンエンターテインメントだ。
本作の主人公・萱島直哉(かやしま・なおや)を演じるのは山田裕貴。特撮ドラマ『海賊戦隊ゴーカイジャー』で俳優デビュー以降、コミカルな役からシリアスな役まで幅広い役柄を演じ、作品ごとに新たな印象を生み出し続ける山田が、本作で初のGP帯連続ドラマ主演に挑む。
現在放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』では徳川家臣団の一人・本多忠勝役を好演するなど、ドラマ・映画・舞台に引っ張りだこの山田は昨年、「2022年エランドール賞」で将来有望な俳優に贈られる新人賞を受賞、雑誌「ViVi」(講談社)の名物企画「国宝級イケメンランキング」の「ADULT部門」では2022年上半期・下半期で連続1位にランクインし殿堂入りを果たした。さらに、ラジオパーソナリティにも挑戦するなど活躍の幅を広げ、今後更なる活躍が期待される。
そんな山田が本作で演じる萱島直哉は、メディアでも活躍するカリスマ美容師。仕事柄、コミュニケーション能力は高いが、どこか捉えどころがなく、何を考えているか分からない危険な色気を感じる一面を持っている。そこには、直哉がこれまでに経験してきた複雑な過去が関係しているのだが…。どこか心を閉ざし、表面上の明るさと饒舌さで日々をやり過ごしていた直哉が、極限下に放り出された時、果たして何を想い、どんな行動をとるのか…。直哉の葛藤と心の成長にも注目だ。
そして、山田演じる直哉とこのサバイバルを生き抜く個性豊かな登場人物たちは順次、発表していく。直哉とバディを組むことになる、正義感あふれる消防士・白浜優斗(しらはま・ゆうと)役は来週15日(水)に発表予定。
物語の舞台である“電車内”は、老若男女、様々な人が毎日、見知らぬ人と近い距離を共にする、いわば【日常】と【非日常】が接する空間とも言える。他人の目ばかりを気にして、でも気にすることに疲れ、誰かが苦しんでいると「それに比べれば自分はいい方」だと安心し、他者が責められているのを見ると「自分は大丈夫だ」と安心する。そんなそれぞれ異なる悩みを抱えた登場人物たちが突如【日常】を奪われ、何もかも遮断され【ペンディング】された【非日常】の世界の中で、昨日まで赤の他人だった人々と共に生き抜くことに。偶然か運命か…。生き抜くためのサバイバル生活を通して生まれるのは、憎しみ、欺瞞、それとも、信頼と愛か?そして乗客たちは元の世界に戻り、会いたい人に会うことができるのか?
困難を前に、どう生きるかを問うオリジナルストーリーの脚本を手掛けるのは、『恋はつづくよどこまでも』や『着飾る恋には理由があって』など、幅広い世代の女性たちに支持された作品を多数執筆してきた金子ありさ。前代未聞の出来事に見舞われた乗客たちの人間ドラマをどのように描くのか注目だ。
何もないからこそ、見えてくるものがある。困難を前に、懸命に生きる人々の姿を描く予測不能のヒューマンエンターテインメント。4月スタートの金曜ドラマ『ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と』に期待が膨らむ。