自分のタイムリープ体験をまさかのドラマ化、黒木華が再登場、夏帆&木南晴夏とのリアルすぎるおしゃべりなど、あっという間だった日曜ドラマ『ブラッシュアップライフ』第5話(日本テレビ系・毎週日曜よる10時30分放送)。Twitterでは関連ワードが次々とトレンド入りし、「今週も安定に面白い」「すごいリアルだった」「仲村トオル最高だな」「野間口さんおもしろすぎる」「どうなるのか全然読めない」と今回も大きな盛り上がりを見せた。
※以下、一部ネタバレあり
麻美(安藤サクラ)は、人生3周目で日本テレビに入社。今回も、冒頭から怒涛の「職場あるある」に引き込まれる。1周目の公務員、2周目の薬剤師に続き、1日の大体の流れとともに語られる、その職業ならではのエピソードは本作の楽しみのひとつ。
テレビ局ではドラマ制作に携わる麻美。スタッフ全員が演者を囲んで自己紹介する風習には、ごんちゃん(野呂佳代)と「あれ意味わかんないよね」と盛り上がる。その直後に仲村トオル(本人役)の衣装合わせのシーンが挿入され、さらに「スタッフの名前あてクイズ(麻美の妄想)」が始まると、SNSではコメントが殺到。
「待ってwww」「仲村トオルの使い方がめちゃめちゃ贅沢」「このシーン撮影してるの想像したら笑える」「どこの会社も謎な風習あるもんね」と真顔で笑いを誘った仲村トオルの演技に反響が相次いだ。
「あるある」を説明する安藤サクラのナレーションは、淡々としていてスッと入ってくる。頭の中で話すセリフは、声のトーンが一段低く、現実のセリフと混ざっていても違和感がない。視聴者は、本音と建前が混在する日常をゆるく楽しむことができるのだ。
細かくてリアリティを感じさせる日常も見どころ。お互いスマホを持ちながら話していた麻美とごんちゃんのランチシーンや、ブチギレ演技を見せたあとにスマホ画面をふきとる玲奈ちゃん(黒木華)の何気ない仕草、スマホを充電しながら使い続ける演出など、身近すぎる風景はドラマで見るとさらにリアルさが増す。
“タイムリープする”というSFものにもかかわらず、“リアル”だということをまず感じる本作。第5話も、2016年に放送された『家売るオンナ』の制作現場や新元号「令和」が発表される瞬間など本格的な演出が多数登場し、リアルさに拍車をかけた。さらに、『獣になれない私たち』に実際に出演していた黒木華に「見てたよ」「あれ関わってたんだ すご~い」と言わせる脚本にはSNSも大盛り上がり。
第1話から散りばめられてきたセーラームーンごっこやポケベル、たまごっち、シール帳といった懐かしの演出も熱い。同世代の視聴者からは、「世代に突き刺さる」「懐かしいの威力が強い」と反響が続いている。
人生3周目も楽しく過ごす麻美だが、人間に生まれ変わるために“徳”は積みたい。今回も玲奈ちゃんと宮岡(野間口徹)の不倫を止めなければ…。2周目で知った二人の再会の場「夢庵」で試行錯誤するが、結局二人は連絡先を交換してしまう。
ふんわりとしていて、福ちゃん(染谷将太)の歌を笑顔で絶賛する玲奈ちゃんは、2周目で不倫に激怒していた玲奈ちゃんと同一人物とは思えない。黒木華は昨年主演した『ゴシップ #彼女が知りたい本当の ○○』でも野間口徹と共演、そのときは感情を表に出さない演技が印象的だっただけに、今回「めちゃくちゃ可愛い」「最高だった」「こんな黒木華見たことない」と絶賛の声が上がっている。
さらに、不倫しようとする宮岡に麻美が釘を刺すシーンも話題に。最初は柔和な雰囲気だった宮岡も、ぐいぐい迫ってくる麻美に表情を曇らせていく。野間口徹は、同じ日に放送された大河ドラマ『どうする家康』にも出演しており、SNSでは「野間口さんの振り幅w」「ホントこういう役似合う(笑)」「悪い野間口さんが続いてるなー」とトレンド入りも果たした。