鈴の同僚の深夜を演じるディーン・フジオカの今までにない姿を見られるのも『星降る夜に』の魅力の一つ。
第1話でも病院内で思いっきり転んだシーンが見られたが、第3話でも派手なズッコケシーンが。そんな二度見必見のシーンは、深夜の家で飲んだ後に鈴を家まで送っていくため2人で歩いていた時に起こる。鈴が「じゃあ もう ここでいいです」と切り出すが、深夜は「足取りが ちょっと…」と鈴を心配する。その直後、平らな道でなぜそんな転び方をするのかと突っ込みたくなるような大胆な転び方を見せた深夜。これには「おディーン様のこけ方に大爆笑」「転び方が面白すぎて涙出るwww」「コントの転び方」「おディーンさまの転びようが最高すぎたw」と多くの視聴者が反応した。ディーン・フジオカといえばNHK「連続テレビ小説」の『あさが来た』での“五代様”や吉高と共演した『危険なビーナス』で主人公を挑発する役どころ・矢神勇磨を演じるなど、やり手かつ強めな印象の人物を演じることが多かったように思う。そんな彼による、ひどい寝癖もそのままで、質問されても回答がどこかはっきりとしないが柔らかい雰囲気を持つ深夜のようなキャラクターは、これまでには見られなかった姿だろう。
転びのシーンがインパクト絶大の深夜だが、第3話では魚を上手にさばくシーンなどこれまでとは違った一面が見られた。院長に誘われ釣りに行った鈴と深夜。釣った魚を深夜の家で食べること。深夜の家は、必要最低限の家具があるのみ。仕事中はポンコツぶりを発揮している深夜だが、魚は綺麗にさばいてみせる。
鈴が深夜に医者になった理由を聞くと口籠るも、深夜は「雪宮先生には聞いてもらいたい」と言って、実は10年前に妻と子供を亡くし、鈴と病院で出会っていたことを明かす。当時現実だと思えず涙も出なかった深夜の目に映ったのは、ボロボロと涙を流して泣いている若い頃の鈴の姿。「いい先生だと思いました」と鈴に対する気持ちを初めて口にする。「だから 僕も 雪宮先生みたいなお医者さんになりたいんです」と深夜が伝えると、「気付かなかった」と言いながらも「でも 覚えてる…あの時の事」と涙を流す鈴。鈴を見つめる深夜の優しい眼差しには、自分の代わりに泣いてくれる鈴の優しさに触れて心が救われてきたことが表れているようだ。鈴の涙をぬぐおうとゆっくりと深夜の手が近づいていくシーンは、優しい空気感に包まれていた。過去を知ったことで、鈴と深夜の関係性もこれから変化していくのかもしれない。
そして、第4話で過去が明かされるという千葉雄大にも注目。
「遺品整理のポラリス」で一星と共に働く同僚役・佐藤春を演じている。北村匠海と手話で会話するシーンはテンポよく楽しそうで可愛らしい。第3話では職場で一緒にビールを飲む場面が。一星が鈴に「ステイ」と言われたことを聞くと春は爆笑し、ニヤニヤしながら流暢な手話で恋愛とはどういうものかについて語る。二人の会話は手話のみで言葉を発しないため、表情がとても豊かで自然と引き込まれる。今後の二人の掛け合いにも注目したい。
第4話の予告では春の妻も登場し、一星と春がぶつかる場面が。さらに第3話のエンドロールに出てきた塗りつぶされたキャスト名が気になるところ。一星と鈴の良いムードとは対照的に不穏な雰囲気も漂う第4話も見逃せない。
文:SEN
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