爽介(川上洋平)が1500万円の車に乗っていると知るやいなや「私と結婚しませんか?」と、いきなり空豆(広瀬すず)のプロポーズで始まった『夕暮れに、手をつなぐ』第3話。
※以下、第3話一部ネタバレあり
そんな空豆が大家の響子(夏木マリ)から水族館のチケットをもらったところで、風呂上りっぽい音(永瀬廉)が登場。Tシャツで髪の毛をバスタオルで拭いているプライベート感っぽい姿が、がたまらない。
空豆が爽介と水族館デートをする中、音も水族館で謎の美女(田辺桃子)とデートをしていた。でも、2人で食事した後、彼女は「お金、貸してもらえないかな?」と。母が胃がんなので出せるだけお金を貸してほしいという彼女はホテルにも誘うが、「詐欺?」と、音はあっさり見抜いてしまう。
確かに、ひと目ぼれをして水族館へ行って、お金貸してほしいというのは早過ぎる。バレても仕方がない。しかも、いくらいい人そうだからといって、こんなイケメンに詐欺を仕掛けるのは計画性なさすぎ。「もう用ないよね」と立ち去ろうとする音に「あ、あの」と話しかけ、「また電話していいかな?」という彼女。「友だちいなくて。どうしても人の声聞きたくなるときあって。死にたくなるときとか、ない?」と言われ、一瞬考える表情を見せた音は、少しうつむくと「いいよ、電話して」と答えた。やっぱり、音はめちゃめちゃ優しい。いくら死を匂わせても、詐欺師と友だちになるなんて、普通は無理なのに。
菅野セイラと自分の本当の名前を打ち明けた彼女に「いい名前じゃん」と言って、音は今度こそ本当に立ち去った。
がっくりと家へ戻った音に空豆は爽介からプロポーズされたことを報告。いやいや、プロポーズしたの空豆だから! と心の中でつっこみつつ、空豆は水族館で音を目撃したことを告げる。「今日、女の人とおったよね? あれ、誰と?」と聞く空豆に音は「詐欺師。俺はだまされたばい」と“空豆語”がうつる音が可愛くて、ちょっと切なかった。