『ブラッシュアップライフ』バカリズム脚本は「びっくり仰天の伏線の張り方」「意外と一語一句台本」

TV 公開日:2023/01/16 3
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毎週日曜よる10時30分放送の日本テレビ系日曜ドラマ『ブラッシュアップライフ』のプロデューサーを務める日本テレビ・小田玲奈プロデューサーが、番組の新たな魅力を伝える番組『イントロ』に登場。『家売るオンナ』『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』『知らなくていいコト』など数々のドラマを担当し、現在はバカリズムとタッグを組んで日曜ドラマ『ブラッシュアップライフ』(毎週日曜よる10時30分放送)を制作。放送開始から大反響を巻き起こしているドラマの見どころを語った。



平凡な女性がひょんなことから人生をゼロからやり直すことになる地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディー『ブラッシュアップライフ』。脚本を手掛けるバカリズムと小田プロデューサーは以前から一緒に作品を作ってきたが、今回のドラマが生まれたきっかけについて「『生田家の朝』というZIP!の朝ドラマで初めてバカリズムさんとご一緒した時に、“いつか夜のGP帯のドラマでご一緒したいですね”と話していて。それからバカリズムさんにいろいろな企画をご提案をいただいた中で、“これがいい”と思い日本テレビに出した企画が通った。でもバカリズムさんからしてみたら“これが通ったの?”というものだったみたいです」と答えた。意外なことに、バカリズム本人は今回の企画が通ってびっくりしていたとか。


そんなバカリズムの脚本家としてのスゴさを聞くと「書くスピードが速いんですよ。とにかく1話書いてみます、みたいな感じでパッと書き上げる。しかも、いま台本は8話ぐらいまで出来上がっているんですけど、8話に出てくる事を既に第1話で言ってたよね、というのが山ほどある。最後どうなるかは決めてなかったのに、全て計算していたみたいに。スゴい方だなって改めて思いました」。


さらに小田プロデューサーは、バカリズムの脚本家としての視点に驚かされると言う。「今まで誰もそこを描いてなかったけど、みんな必ず一度は思ったよね、みたいなことをドラマにする天才。『人生をやり直す女性の話』というと一見壮大な感じだけど、実際に書いていることは日常にも程がある(笑)」。まるで日常をそのまま切り取ったかのような自然な会話劇もバカリズム脚本の魅力の一つ。「たぶんこのドラマを見た方は、一体どこまでが脚本でどこからがアドリブ?と分からなくなるぐらい、その場で思ったことをしゃべっているように見えるかもしれないですが、意外と一語一句台本。台本で10ページのシーンなどがあるので、台本を渡された女優さんたちは“ウワーッ”ってなりそうに思うんですが、実は皆さん、説明ゼリフを1個覚えることのほうがよっぽど大変で、こういうセリフは割とスムーズに覚えられるって言う。それを書ける脚本家はなかなかいないと思います」とコメント。


人生をゼロからやり直す主人公・近藤麻美役は安藤サクラ。小田プロデューサーは「ほんとに近藤麻美を生きているように自然」と、そのナチュラルな演技を絶賛。さらに、あーちん(安藤サクラ)、なっち(夏帆)、みーぽん(木南晴夏)の幼なじみ3人娘の距離感や緩さも絶妙で「3人のあだ名も幼なじみ感があるし、ナチュラルで、ずっと会話を聞いていたい、いとおしい」と、まるで本当の幼なじみのような3人のやりとりを小田プロデューサーも楽しんでいるとか。


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