TBS日曜劇場『Get Ready!』(毎週日曜よる9時)の制作発表会見が6日、都内の同局で行われ、主演の妻夫木聡のほか藤原竜也、松下奈緒、日向亘が出席した。
超人的なオペ技術と法外な治療費で、手段を選ばず患者の命を救う正体不明の闇医者チームの暗躍を描く。主演の妻夫木が演じるのは、どんな手術も請け負う孤高の天才執刀医・波佐間永介(通称:エース)で、昼間はパティシエとして働く二面性のあるキャラクターとなる。
妻夫木「パティシエも医者もどちらも天才的な技術を持った役だったので練習が必要だった」といい、100円ショップで購入した糸でオペシーンの自主練習を積んだという。また「役作りの一環で心臓のオペを間近でみさせていただいた。それが僕にとって支えになりました、神秘的な体験でしたね。命を預かっている緊張感にも包まれていましたが、どこか1つの作品を仕上げている芸術性を感じた。オペ自体が作品作りに似ているなと感じた。すごくいい体験だった」と振り返った。
「お金がかかっていそう」と感じたオペ室のセットは、「某有名高級外車が買えるくらい費用がかかっているらしい」と告白。そのため「オペシーンの練習はオペ室でさせてもらえないんですよ(笑)。セットの隅のほうで練習していたんです」と緊張感ある撮影を紹介した。
オペの交渉人を演じる藤原とは約20年ぶりの共演となるが、「感慨深いです。初めて事務所に入ってずっと背中を見ていた人だったので一緒にできることに安心ですし、まだまだ竜也から勉強することがいっぱいある」としみじみ。藤原も「初めてお芝居するくらいの新鮮な気持ちでいます。妻夫木くんは変に構えずに接してくれる。20年経ったのかという思いもあるけど、新たなスタートラインに立って一緒にもの作りをさせてもらっている」とほほ笑んだ。
交渉人役とあって膨大なセリフ量を与えられているという藤原。つい先日も演出の堤幸彦氏から本番前日にセリフを追加されたようで「前日渡されるのはストレスでしかない」とぼやきも。嘆く藤原だったが、妻夫木は「竜也の引き出しの多さには毎回驚かされますね。セリフ多いけど、言葉の意味をどう届けるのか的確に芝居しているのを見て、毎回勉強になるなって思っている」と感心していた。
同ドラマは1月8日よりスタートする。初回は25分拡大。