フィギュアスケートで五輪連覇を果たし、今年 7 月にプロに転向した羽生結弦が、日本テレビ報道番組『news every.』(月~金 16:50~19:00※一部地域をのぞく)のスペシャル・メッセンジャーとして、被災地の思いなどを伝えていくことが本日同番組で発表された。
来年2023 年から、「羽生結弦 伝えたい、思い」というコンセプトで、震災や災害の被災地で人々と交流し、その“思い”を伝える。
羽生は 2011年3月11日の東日本大震災で被災し、避難所生活を送った。2014 年ソチ五輪で金メダルを獲得後は、被災地を訪問し、その様子は日本テレビの『news every.』や『24時間テレビ』で放送されてきた。
宮城県石巻市で津波の被害に遭った人々の思い。福島第一原発の事故で避難生活を余儀なくされた楢葉町や富岡町の人々の思い。2018 年の北海道胆振東部地震で大きな被害を受けた農家の人々の思い。羽生は、震災や災害を体験した者同士だからこそ聞くことの出来た、人々の思いを伝えてきた。来年から、同番組のスペシャル・メッセンジャーとして、これまでと同様、人々の思いを伝える。
羽生結弦コメント
東日本大震災が起きてから、僕は震災のことを忘れたことはありません。震災に寄り添ったプログラムも多く滑ってきました。自分が生きていくテーマの中の一つが、3.11 に寄り添い続けるということです。
だからこそ、被災された方々に(自分には)話していただける気持ちや思いがあると思います。僕は、皆さんが届けたい思いや伝えたい思いを、テレビを見ている方々に伝えられる媒体でいられたらいいと思っています。きっと、僕だから言えることと、僕にしか言えないことが、きっとあるんだろうなって思っています。