ユリを逃すことに成功した桜夜。しかし、このまま穏やかなはずがなかった。セミリオに刺された後にも関わらず、桜夜はここから本領を発揮する。
「浴びるほど飲め」
まずは、ウイスキーを頭から浴びせて先制。そしてユリからもらった「甘く うずく 真っ赤な指輪」と見せびらかされた手にナイフを突き立てる。
「どうした セミリオ。これが お前の見たがってた俺だろ?」
「ユリの歯型でさえお前にはやらない」
セミリオの叫び声から、恐ろしい仕打ちが頭をよぎる。怒りMAXの桜夜と恐怖に怯えるセミリオのぶつかり合いは最大の見せ場に。演じる古川雄大と黒羽麻璃央は舞台で共演しており、仲の良さは公式SNSからも伝わってくるほど。そんな二人の熱いバトルシーンには、SNSでも「怪演最高~」「信頼関係バチバチ伝わってきます!」「舞台みてるかのようだった」と絶賛の声が相次いでいる。
一方、桜夜の世界を受け止めようと必死のユリ。
「生きてたら また連絡する」
「生きてたら 君のもとへ いちばんに帰る」
これが桜夜の世界。自分なりに気持ちを整理して待つユリには、「強くなったね」「健気で一途なユリほんとにかわいい」と応援の声が寄せられた。
「桜夜さんが帰ってこなかったら…」
不安に押しつぶされそうになりながらも、強くいようとするユリ。ふと目覚めると、たくさんのプレゼントが目に入る。
(まさか桜夜さん…?)
高まる期待。数々のプレゼントの先には、こちらをみつめる桜夜の姿が。手すりにもたれる立ち姿からは“美”があふれている。特別な音楽や演出がなかったにもかかわらず、立ち姿だけで絵になる桜夜。この美と存在感は、古川ならではの桜夜才臣だ。『恋と弾丸』の世界観をリアルにしたのは、周りの空気をも支配する古川の魅力と演技力だろう。