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8LOOMの魅力、ファンの心掴んだメンバーたち 後編:高橋文哉&宮世琉弥

TV 公開日:2022/12/21 9
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最後は佐神弾役の高橋文哉


「誰でも 良い時ばかりじゃない」。ドラマ『君の花になる』第1話が始まって、あす花(本田翼)のモノローグ後、いちばん最初のセリフが弾のこの言葉。ICレコーダーに思いついた詞を録音しているときの言葉だった。高校生のとき純粋に夢を追いかけていた弾が、最終話で明日に向かってまた前を向いた。



『仮面ライダーゼロワン』で主演、『着飾る恋には理由があって』『最愛』『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~』などドラマ出演は途切れず、2021年下半期のViVi国宝級イケメンランキングのNEXT部門では1位を獲得。間違いなく注目俳優の一人だろうと思われる高橋が、オーディションから1年、すべてを捧げてきたという8LOOMの活動。俳優としての経験値は高くても、歌とダンスは未経験。ダンス大会の優勝経験もある山下を筆頭に、アーティスト活動を行っている経験者も多い中でセンターを担うプレッシャーは計り知れないものだっただろう。しかし終わってみれば(ドラマのストーリーではいろいろあったが)やはり8LOOMのセンターは不動だったのだと思う。


同じく未経験だった綱啓永のページでも触れたが、とにかくその成長は凄まじく、グループとして笑顔で踊っている姿を見ると感動が。


スピード感のある5thシングル『Forever or Never』のサビではセンターポジションでキレのあるダンスを披露し、大サビではメインメロディーの裏で高いキーの裏声を響かせる。綱と二人がサビで掛け合うシーンは胸アツ。ファンからも「本当に未経験!?!?」「ここまで仕上げて本当に凄い」という声が上がる。密着動画を通してデビュー前から彼らを応援してきたファンにとってはなおさらだろう。


そんな高橋だが、ギャップがまた一つの大きな魅力ではないだろうか。弾という役は、”ツン”多めのツンデレ。高橋がこんなにツンツンしているのも新鮮。あす花を「アンタ」と呼び、「うるせぇ」とうざがり、お礼を言っても「あり…がと…なっ」とぎこちない。メンバーに対してもナイフのように尖っていた弾だが、ドラマでは回を追うごとに徐々に”デレ”を見せ始め、あす花に花丸をあげ…といろいろある中で、高橋が演じる弾の思いつめたような表情や動揺する姿、時折みせる無垢な笑顔はキュンとさせ、確かな演技力を感じさせるとともにカッコイイと可愛いがせめぎ合っていた。


さらに沼はここからで、その弾と高橋のギャップが見られるのが関連コンテンツ。センターとしてグループをまとめながら、わちゃわちゃと楽しむ姿が見られる。一つ前の宮世琉弥のページで触れた『Melody』のTikTok動画で、最初は”弾”要素強めでクールな表情で踊っていた高橋が、手を叩くあたりからニッコニコ。手の叩き方も何とも言えない愛嬌が。そこから隣のNOAにちょっかいを出し、綱や八村にも絡みノリノリ。ファンからも「佐神弾と高橋文哉のギャップがすごい」「ノリノリで可愛い」という声が続出していた。いつも7人目の最後に回ってくるコメントでしっかり場を締め、「~してくださって」「出させていただいて…」と謙虚な姿勢もうかがわせる高橋が、心を開いてメンバーと思いっきりふざけ合う様子にさらに沼は深まるばかり。


「誰でも 良い時ばかりじゃない」は、8LOOMのデビュー曲『Come Again』の1番Bメロの歌詞であり、その『Come Again』が、最終話で8LOOMに解散を撤回させた。弾があす花のもとに行ったとき、ふたりの雰囲気は高校で出会ったころを彷彿させる。


良い時ばかりではなくても、また明日に希望を持って夢を追いかけていく未来があることを表しているように見えた。弾を背負った高橋が見せた成長も、そんな高橋をセンターに皆が輝いた8LOOMの成長も、多くのファンの心を掴みたくさんの8LOOMYの背中を押してくれたことだろう。


文:長谷川裕桃


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▼前編:綱啓永、八村倫太郎森愁斗、NOA、山下幸輝の魅力はこちら


▼最終話コラムはこちら


(C)TBS

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※本記事は掲載時点の情報です。

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