草川拓弥(超特急)の切ない演技に「なんでなんでなんでなんで」「号泣した」「演技幅に脱帽」「来週どうなるの?」と視聴者から反響続出だった『デブとラブと過ちと!』(TOKYO MX)。完全にドラマオリジナルストーリーになると予告されていた第7話では、夢子(かなで)が過去の記憶を取り戻して激変。結城(草川拓弥)はどう動いたのか。来週の最終回を前に、SNSでは「切ない終わり方」「もう最終回なの?!早すぎる」「ハッピーエンドになるよね?」とコメントが殺到している。
(以下、第7話ネタバレあり)
“過ち”を乗り越えた結城と夢子に新たな試練が。夢子が過去の記憶を取り戻し、超ポジティブだった頃の記憶をなくしてしまったのだ。これは、結城との時間も忘れてしまったということ。先週の「可愛いのビックバン」はもちろん、“過ち”を一緒に乗り越えたことや公園での楽しい時間、そして結城が何か言いかけていたということも覚えていない。
前回第6話ラストで、急に夢子の手を握り、真剣に話し始めた結城。夢子は、そんな雰囲気に慌てて転び、目が覚めるとダッシュで逃げてしまった。
「絶対今告白する流れだったでしょ」「これに続くのは告白で間違いない?」とコメントが上がるなど、「告白するのでは?」と思われていた直後の逃走劇。一人残された結城は、不安で仕方がないはずだ。その後、待ち伏せして話しかけるも撃沈。無言で歩き続ける夢子に必死でついていく結城が切ない。
『デブラブ』では受けの演技が多かった草川だが、第7話では攻めの演技も見せてくれた。
記憶を失った夢子には、同僚たちもとまどいを隠せない。地味なスーツを着て、うつむいて歩く姿はもはや別人。目を合わせず、ぼそぼそと話す夢子は、完全に過去の夢子に戻っている。この振り幅には「凄い変貌ぶり」「かなでちゃん演技上手だな~」と驚きの声が上がった。
気の毒なのは松陰寺(高橋健介)。
「あなたの一番弟子 松陰寺尊ですよ!」と明るくアピールするものの、「ここ…企画部ですよ」と引き気味に返されてしまう。ここで「俺は…今まで通り接します」と言える松陰寺が強い。最終話予告にも、夢子を想う松陰寺の姿が。SNSでも「がんばれ!!」「いいぞ松陰寺さん押せ押せ~~~!」「松陰寺尊スピンオフお願いします!」と応援の声が寄せられている。
混乱する企画部だったが、みんなが温かい。激変した夢子だったが、実は根本の部分は変わっていないのだ。真面目な仕事ぶりは元から評価されていたし、周囲からの声を素直に受け止めるところも同じ。
ポジティブな性格は事故によって偶然得たものだが、夢子は夢子。『デブとラブと過ちと!』は、「自分は自分なんだ」と背中を押してくれる。SNSでも、「元々の根は変わらないんだよね」「面白さの中に考えさせられる事いっぱいある」「優しくて、とても元気になれる物語」と心打たれる視聴者が続出していた。