「今秋No.1ドラマ!」の声も『エルピス 』脚本を完全収録したシナリオブック発売

TV 公開日:2022/12/13 0
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クライマックス目前。10月放送開始と同時にドラマファンから熱い感想が次々沸き起こり、スリリングな展開で毎話視聴者をうならせる連続ドラマ『エルピス ― 希望、あるいは災い ―』の脚本を完全収録したシナリオブック(河出書房新社)が、来年1月に発売決定。



話題の連続ドラマ『エルピス ― 希望、あるいは災い ―』(制作著作 カンテレ)は、スキャンダルによってエースの座から転落した元人気女子アナ・浅川恵那(長澤まさみ )と、バラエティ番組の若手ディレクター・岸本拓朗(眞栄田郷敦 )が12年前に起きたある連続殺人事件の冤罪疑惑を解明するために奮闘する全く新しい社会派エンターテインメント。主人公二人の複雑な境遇、微妙な人間関係のもつれや葛藤、舞台となるテレビ局による政界への忖度、政治家と地元有力支援者との癒着といった様々な状況、思惑が絡み合う、息もつけないスリリングな展開が多くの視聴者を惹きつけ、「今秋No.1ドラマ!」といった声が多く寄せられている。


このオリジナルドラマの脚本は、自身初の民放連続ドラマとなる渡辺あや氏によるもの。2016年春、本作プロデューサー佐野亜裕美氏と構想を練り始めた企画が約6年の時を経て、『エルピス ― 希望、あるいは災い ―』として、今年ついに実現。この間に手掛けた『京都発地域ドラマ ワンダーウォール』(2018年、NHK BSプレミアム)、『今ここにある危機とぼくの好感度について』(2021年NHK総合)といった作品でも描かれた、個人と社会の軋轢と葛藤というテーマを更に深化させ、エンターテインメントへと昇華させた比類ない作品となった。本書には渡辺氏と佐野氏による「特別対談」も収録されている。

【関連】大反響『エルピス』脚本家・渡辺あやが作品に込めた思い「傷つくって自己鍛錬」


出演陣の演技、演出、音楽、衣装など、毎話見どころに溢れ、放送と同時にSNS他で話題を呼ぶ『エルピス ― 希望、あるいは災い ―』。その魅力の核心は、何といっても予想のつかない驚きの展開と、各話の随所で交わされ、視聴者の胸を刺すセリフたちです。今回発売が決定したシナリオブックは、各シーン、名セリフを振り返るための最良のツール。シナリオブックを片手に再度ドラマを振り返ることで、新たな魅力の発見と感動が得られる。



「私はもう、のみこめない。これ以上」
「のみこみたくないものは、のみこまない。でないともう」
「死ぬし、私」
(浅川恵那「#1 冤罪とバラエティ」より)


「この国の死刑は、いつ執行されるかも順番も決まってないって知ってますか。お偉いさんの都合で、いつでもいいんです。なんかよく、突然まとめてされたりしてるでしょう。ゴミでも捨てるみたいに。」
(弁護士・木村卓「#2 女子アナと死刑囚」より)


「普通に正しく生きてればいいの。いい人間になれば、勝手にいい声になるんだよ」
(浅川恵那「#2 女子アナと死刑囚」より)


「考えず、悩まず、ただ鼻をきかせ、長いものに巻かれる。それが人生に勝っていくってことなんですよ、どうやら」
(拓朗の友人・悠介「#3 披露宴と墓参り」より)


「およそ物事はそれが語られるにふさわしい位相を求めるものです」
「あなたがお知りになりたいことは、言語なんて目の粗い道具だけですくいきれるものではありませんよ」
(雑貨屋店主・男「#3 披露宴と墓参り」より)


「おじさんたちのメンツとプライドは地雷なの! 死んでも踏まないように歩かなきゃいけないんだよっ!」
(浅川恵那「#4 視聴率と再審請求」より)


■『エルピス ― 希望、あるいは災い ―』

2023年1月31日(火)発売予定

※本記事は掲載時点の情報です。

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