『silent』目黒蓮の笑顔が裏返す、静かな名シーンでつながる言葉と後ろ姿

TV 公開日:2022/12/08 25
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紬と想の関係が、登場人物たちの抱える辛さや過去を乗り越えていく。
どの人物にスポットが当たっても、それが切ない思い出だったとしても、思いがまっすぐ伝わったとき、想の笑顔を見られたとき、温かい答えに変わる気がした。




先週は15分拡大で放送された木曜劇場silent』(読み:サイレント、フジテレビ系)。第8話もまた、「15分拡大なのに一瞬だった」「泣ける」「名シーンの連続」「心にぐさぐさ刺さる」「名言多い」「春尾先生と奈々ちゃんのストーリー素敵」などと反響を呼び、視聴者の心にじんわりと温かい余韻を残した。冒頭約15秒間、声も手話もBGMもなしの紬(川口春奈)と想(目黒蓮Snow Man))のハグシーンから始まり、想が最初に手話で伝えたのは「ごめん」という言葉。「一度声で話すとその先ずっと声で話さないと悪い気がする 聞こえる人は声で聞く方が楽だって分かるからそれが辛い」。その後カフェでも、バリアフリー字幕のある作品の中から見たい映画を探す紬を見て「ごめんね」。カフェから出ても

想「一緒にいるの大変でしょ?」
紬「楽しいよ。」
想「迷惑かけることあるし 」
紬「ないよ。ないない。」
想「手話で話すの疲れるでしょ?」
紬「ううん。疲れない。」

視線を落として「分かった」と言う想と、もどかしい思いを抱えたような紬の顔。
歩いていく二人の背中が小さくなっていく。「silent」の題字とともに約20秒間、たっぷり時間をとって第8話の1つのテーマが示された。ここから、奈々(夏帆)と春尾(風間俊介)の過去、紬と母・和泉(森口瑤子)との会話を通して、これまで引っかかっていた言葉や過去を回収しながら、栗ご飯を頬張る想の笑顔へとつながっていく。「通じてるよね?通じてるでしょ?」と笑い合う紬と想の関係につながっていく。


「手話疲れるって思ったことありますか?」と紬が春尾に相談したことから、春尾と奈々の過去の回想シーンへ入っていく。


春尾が就活のために始めたパソコンテイクのボランティアで出会ったのが、“ホントにニコッと音が出そう”な笑い方をする奈々だった。講義中に、二人でうなずき合う背中は愛らしく、笑顔なのが向き合っている横顔でわかる。このシーンもBGMはなし。静寂は2人だけの世界。授業が終わり、奈々がノートの隅に「ありがとうございました」と書いて見せると、春尾は「ひとつ書いておいて、毎回それを見せたら?」と言う。「ありがとうって使いまわしていいの?」という奈々の言葉が、春尾の胸に刺さる。


春尾が階段で奈々を見つけて「奈々。」と名前を呼んでみると、奈々は振り返り、二人は驚く。「聞こえた」と嬉しそうに言う奈々。首をかしげて二人で笑い合って、一緒に残りの階段を上っていく二人の後ろ姿。階段を上る歩調も合っていた。それなのに…


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