フライト後、学生たちは緊張からの解放と疲労から、いつもワイワイガヤガヤしている昼食の場面でも口数が少なめ。皆食事も進んでいないようだった。夜、舞はお腹をすかせてしまい、談話室で夜食にカップ麺を食べようとする。そこに同じくお腹を空かせた吉田がカップ麺片手に登場。2人は「緊張したけど楽しかった」と初フライトの感想を交わし合った。そこでは優しい時間が流れていたが、その様子を陰から柏木学生がうかがう…という場面で第42回は幕を閉じた。
吉田学生は宮崎での座学の際、家庭の都合で一時研修所を離れていた期間があった。“吉田はもう戻ってこられない”と他学生からは思われていたが、舞は吉田を信じて懸命にサポートを行っていた。その経緯もあり、吉田は初フライトを終え「岩倉さんがいてくれてよかった」と改めて感謝を伝える、非常に温かいシーンが繰り広げられていた。
そしてその2人を陰から覗く柏木。以前までの柏木だったら、2人の会話を気にせず、マイペースに談話室に入り用事を済ませて去っていきそうなものだが、立ち聞きする…という柏木学生なりに何か思うところがあるような描写で第42回は幕を閉じた。
この談話室の場面に、SNSでは「もしかして恋模様が動き出した?」「舞と吉田学生がいい雰囲気だったから入れなかったのかな…?」という声が寄せられていた。この意見の他にも、初フライトの時、柏木学生も他の学生と同じく緊張していた様子がうかがえたことから「柏木学生、2人と違って初フライト楽しめなかったのかな」「柏木学生、誰よりも厳しいから自分のフライトに納得できなかった?」「柏木、何か悩んでるのかな…」という声も寄せられていた。現時点では柏木学生の心中は明かされていないが、彼なりに初フライトを経て感じたことがあったように感じられたこのラストシーン。柏木の心中を視聴者に想像させ、かつ、目線と表情の演技だけて余韻を残した目黒蓮の演技に朝から引き込まれてしまった人は多いのではないだろうか。
初フライトを経て、様々な感情が学生たちに生じていた第42回。第43回では、東大阪の面々も登場し、第40回で話題沸騰となっていた舞の兄・悠人(横山裕)も登場するようだ。なにかとトラブルを運んでくる予感がする悠人の動向にも注目したい。
第43回あらすじ
ラグビーカフェ・ノーサイドで、舞(福原遥)からのメールを久留美(山下美月)が読んでいると、舞の兄の悠人(横山裕)が現れる。久留美は悠人から会社を辞めたと聞かされ、久留美は舞にそのことを伝える。心配した舞は悠人に電話をするが、悠人にええ感じで空を飛んでいるのか?と聞かれ、言葉に詰まってしまう。大河内教官(吉川晃司)の指導は厳しく、飛行訓練は日々、その難易度を上げていた。
連続テレビ小説『舞いあがれ!』
NHK総合 月~土 午前8時~
BS4K・BSプレミアム 午前7時30分~
※土曜日は1週間の振り返り
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