那由他の作った新しいゲームは信号や道筋などの街を再現し、子どもが安全に登下校できるよう遊べるもの。しかもタクシー会社やカーナビメーカーにまで協力してもらい、過去に事故が起きた場所や急ブレーキや急発進した場所の情報をもらって作ったという満点のリアル度。しかし、ゲームを敵視する保護者の態度は変わらない。そんな保護者に那由他は「子どもたちや親御さんたちとゲームを作って気づいたんです。ゲームは親子の大事なコミュニケーションツールになれるってこと。ゲームは決して有害じゃないと思います」ときっぱり。
仕事のデキる大人の隼人に対し、子どもたちと触れ合う那由他は、いつまでも少年っぽさを失わない…そんな2人のギャップが相交わり、相棒感を増す演出は最高である。
結局、保護者を説得することはできなかったが、那由他たちは海から紹介された保険会社に作ったゲームを売却。その額なんと5000万円。そのお金でアトム玩具の社屋を買い戻した。そしてもう一度、アトムのメンバーでゲームを作りたい、社長をやってくれと那由他と隼人に頼まれた海は笑顔を見せる。
ここで最強メンバーが復活。キリッとしたスーツ姿の隼人はもうおらず、以前までのちょっとやぼったい(?)私服の隼人がそこにはいた。「俺はアトムで、お前やみんなと一緒にゲームを作っていきたい。そのためだったら、俺は何でもするよ」という隼人に那由他は「ここでさ、最高のゲームをずーっと作っていこうな」と、思わずうれしそうに吹き出す2人。その後、「くさいくさい」「くさいよ!」「お前だよ」と言い合う2人に思わず胸がアツくなる。
最後は海が新たな社名を発表。それこそが「アトムの童(こ)」。
ここでまさかのタイトル回収に「新社名でタイトル回収見事」「海ちゃんありがとう」「やっとこのドラマのタイトルの意味がわかった」「タイトルの回収の仕方!!!!!良すぎるよ」「素敵すぎる激アツタイトル回収までやってのけた6話恐ろし過ぎる。最高に震えた」などの声が相次いだ。
次回は新たに大財閥「宮沢ファミリーオフィス」が登場とのこと。アトムの童にどのような影響を与えていくのか、期待して見るべし。
文:今 泉