那由他(山﨑賢人)と隼人(松下洸平)が作ったゲーム「アトムワールド」がアジアゲームアワードでベストワン賞を獲得。借金返済も目前だったが、アトム玩具が買収されてしまうという衝撃の展開を迎えた『アトムの童(こ)』第5話。
※以下第5話ネタバレあり
「アトムワールド」のノベルティグッズとして海(岸井ゆきの)の父、繁雄(風間杜夫)が作ったゲッチャリロボ。いまだゲームを店頭では売らず、ネット配信という意味を理解していない繁雄に「データを売るんですよ」と笑いをこらえながら、必死に説明する隼人との掛け合いが面白い。だが、ゲッチャリロボが、「アトムワールド」の人気を押し上げるきっかけになるとは、このとき誰も予想していなかった。
SAGAS社長・興津(オダギリジョー)の画策により、「アトムワールド」はどこの配信サイトでも扱ってもらえない。仕方なく、アトム玩具のサイトで「アトムワールド」を売るも、まったくダウンロード数は伸びなかった。そんな中、海外でゲッチャリロボが話題となり、「アトムワールド」の逆転劇が始まるというのが今回のストーリー。
体験会で配ったゲッチャリロボがSNSで拡散され、次第に人気が広まってきたことに気づくアトム玩具のメンバー。それを聞いて気落ちしていた那由他と隼人が笑い合う姿に心がほっこりする。だが、人気が出ているのは「アトムワールド」ではなく、ゲッチャリロボ。がっかりする繁雄たちにキャラクターが人気者になることが、ゲームのヒットする法則だという那由他。このときの那由他と隼人の息の合った説明にワクワク感が止まらなくなる。