7日、2024年の大河ドラマ『光る君へ』で吉高由里子演じる主人公・紫式部のソウルメイトとなる藤原道長役が柄本佑に決定したことが発表され、NHK放送センターにて会見が行われた。
『光る君へ』は、平安時代を舞台に、世界最古の女性文学と言われる「源氏物語」を生み出した紫式部の生涯を描いた物語。主人公・紫式部を吉高が、脚本を大石静が務めることが5月に発表されていた。
この日キャストが発表された藤原道長は、平安時代中期の公卿として、摂政・関白を務め、政治の中心にいた人物。一方で文学を愛し、紫式部が執筆した「源氏物語」のファンでもあり、式部とも深い関係であったと言われている。
紫式部にとって重要な人物を演じることになった柄本は「大石さんと吉高さんで大河をやられるというのは聞いていたのですが、お二人とご一緒したドラマ(『知らなくていいコト』2020年)がとても楽しくて刺激的だったので、心のなかで『なんで俺がいないんだ』とどこかで思っていたんです」と発言すると「なので、この座組に入れてもらえることが嬉しくて、ぜひやらせてほしいですと話しました」と語る。
柄本が相手役に決まったと聞いた吉高は「ドラマのとき、すごく心強いなと思っていたんです」と笑顔を見せると「台本からは想像できない芝居をされる方で、リアクションがとても楽しい時間でした。今回1年間そばでお芝居が見られるのはとても楽しみです」と感想を述べていた。
それぞれの俳優としての魅力を問われると、吉高は「佑くんのお芝居が大好きなんです」と目を輝かせ「急にウィスパーボイスでしゃべったり、こちらが考えてもいないお芝居をされるので、それを受けるのもすごく楽しみなんです」と回答。柄本も「僕も吉高さんのお芝居が好きで、数年前のドラマのときも、吉高さんによって役を引き出してもらえたという印象が強かった。なんでも受けてくださる度量がある。あとは結構クールなんですよ、吉高さんは」と答えると、吉高は「いつも変なこと書かれるけれど、クールってことちゃんと書いてくださいね」と報道陣におねだりしていた。
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