18日にスタートした本田翼主演の火曜ドラマ『君の花になる』(TBS系、毎週火曜夜10時~)。挫折した元高校教師の主人公・仲町あす花(本田)が、崖っぷちのボーイズグループ・8LOOMの寮母となり、一緒に“トップアーティストになる”という夢に向かっていく物語だ。
高校時代の弾(高橋文哉)と、教師だったあす花の出会いの話から始まった第1話。あす花に曲作りをしていてアーティストを夢見ていると知られ、「やりたいことに真っ直ぐでサイコー」と言われて笑顔を見せた弾。
普通の高校生だった弾が、4年半後にすっかり変わってしまう。
そんな弾に振り回されるのは寮母になったあす花と8LOOMメンバー。8LOOMは期待の新人としてデビューしたものの、1人脱退したことをきっかけにくすぶり続けていた。8LOOMメンバーは年上のあす花の前もあってか、ふとした瞬間に可愛さが出てしまう。
あす花が寮母となった初日、レッスンから一人先に帰った弾が、思いがけずあす花に押し倒されているのを目撃して悲鳴を上げてしまい最年少らしい反応をする“なる”(宮世琉弥)、さらには栄治(八村倫太郎)は「女性スキャンダル…終わった…」とネガティブキャラ全開。あす花が寮母だとわかり、洗濯物をメンバーが次々と渡す場面では、密かにちゃんとカゴに入れてあげる宝(山下幸輝)の優しさも垣間見え、話を聞く場面ではリュックを抱いているなどタカラは小動物っぽい可愛さもみせる。
巧(NOA)に至っては、寮では普段、裸で生活しているとのことで、あす花の前で服を脱ごうとする空気の読めないところも。ただ、あす花が夕食でカレーを作ったものの、すでに食べてきてみんなが断る中、「カレー食べたい」とポツリ。空気が読めないこその本心からの言葉にキュンときてしまうし、それによって、なるがご飯を食べていない弾にカレーを勧めたりと空気を変える力を持っている。
有起哉(綱啓永)は、銭湯でアルバイトする奈緒(志田沙良)がお気に入りで、態度から好きが伝わってくる。あす花のこともすぐに「あすぴょん」と呼ぶほどオープンな性格だが、年長組ながら、寮の部屋でみんなとまったりしているときに「8LOOM集合!」と声をかけても優しいなるとタカラしか集まらない。ちょっと残念なところが逆にかわいらしい。
なるは、あす花が来てから弾がいつも以上にピリ付いているのが気になっているのか、深夜にみんなが寝静まったあとに、起きている弾に二段ベッドの上から声をかける場面も。
弾もなるには心を開いているようで、普段のピリついた感じはなかったが、結局、なにも聞けずになるは寝てしまう。一番年下なのに弾を気遣う姿はいじらしい。
やる気もなくレッスンに通う日々を送るメンバーたちだが、ついに事務所の社長・花巻(夏木マリ)から「半年後の契約更新はない」と言われてしまう。メンバーはそれを受け入れようとするが、あす花が弾と対峙することで、ツンツンの弾が変わっていく。