『石子と羽男』未公開シーンとは?ディレクターズカット版で噛みしめたい魅力

TV 公開日:2022/10/05 56
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9月16日に最終回を迎え、まだまだその余韻に浸っていたいドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』(TBS系)。2022年の夏、金曜の夜にワクワク、笑い、気づき、そして温かな感動を届けてきた。“石羽ロス”や続編希望の声が相次ぐ中、ファンが楽しみにしていたのがディレクターズカット版。10月1日より動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で配信されている。



このドラマ、ディレクターズカット版に注目したくなるドラマだ。放送時間の都合などで泣く泣くカットされた未公開シーンが追加されたり、別のカットで映されたりすることもあり、さらに見応えが増すであろうディレクターズカット版。『石子と羽男』のディレクターズカット版についても、Paraviの一押しコンテンツを紹介する『今晩、Paraviれば』で、「未公開シーンを盛り込んだディレクターズカット版」と紹介されていた。『石子と羽男』と同じ、新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督がタッグを組んだ人気ドラマ『最愛』や『MIU404』のディレクターズカット版では、2~3分ほど長くなっている回も多くある。『石子と羽男』の番組公式サイトにある新井プロデューサーのインタビューの中で、塚原監督がある一つのシーンに対して“主題歌のこのフレーズを絶対当てたい”と何度も編集していたエピソードが紹介されている。監督の細かいこだわりが詰まる再編集されたバージョンは、本放送とどんな違いがあるのか興味深い。


『石子と羽男』は、「何回も見てしまう」「何度も繰り返し見たいと思う作品」という声が多く、一度ではなく何度も味わいたくなる要素の多い作品。何回も見たい理由も「面白すぎて」「可愛くて」「○○のシーン好きすぎて」…とお気に入りのシーンや好きな話を挙げる人もいれば、「伏線が沢山あって…」と結末を知ってから意図に気付いたり確認したくなったり、第1話からの変化に感動が深まることも。「何度見ても泣いてしまう」「何度見ても笑ってしまう」名シーン・名演がそこかしこに散らばるなかで、「声を上げて」というメッセージは強く、やさしく貫かれている。


W主演を務める有村架純中村倫也の掛け合いは、いつまでも見ていたいと思わせる心地よさがあり、同時に二人の間やトーンの巧さに唸るばかり。


「ノマドワーカー」を羽男が「ドナドナ カー?出窓メーカー?そばカレンダー?エビロブスター?」と変換し石子が失笑しながら泳がせるという場面もあったが、「どこまで台本で、どこまでアドリブなんだろう」と想像したくなる空気感は視聴者を楽しませた。中村は早口長台詞で驚かせる一方で、古畑任三郎のモノマネを高クオリティで繰り広げたことも話題となったが、そのほかにも金八先生や加山雄三(?)などのモノマネも。自由にのびのびと演技する二人の掛け合いの一端が、ディレクターズカット版のどこかに追加されていたりしないだろうかと期待したくなる。(そして実際、見つけるとクスっと笑ってしまうやりとりが…!)



この2人に絡んでまた別の楽しいリズムを加えるのが、赤楚衛二演じる大庭。ちょっと天然で真面目な大庭は、登場すると視聴者を笑顔にする魅力があった。


逮捕された時、石子が書いて羽男が読んだ大庭への手紙の内容を確かめてほっこりし、第1話と見比べての変化や変わらないものに注目するのも面白い。そしてやっぱり、第9話の割り込みハグで大いに泣き笑いしたいところ。


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