『オールドルーキー』いつもと違う…ラストシーンで感じた不協和音、綾野剛の“本気演技”に圧倒

TV 公開日:2022/08/30 29
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オールドルーキー』9話は前回に勝る衝撃的なエンディングを迎え、我々はかつてないもどかしさを感じながら最終回を待たなければならなくなった。

 

第9話ではビクトリー始まって以来の大事件を巡り、新町(綾野剛)と社長・高柳(反町隆史)が真っ向から対立することとなった。アスリートか、会社か。常時緊張感の漂う第9話は、綾野剛の真に迫るような演技、ゲストキャラクターながら物語のキーマンとしての存在感を強く示した渡辺翔太が支えた。そして訪れたラストシーンは、視聴者に大きな衝撃を与えることとなった。(以下第9話ネタバレあり)

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アスリートを第一に考え、プライベートに踏み込むことさえも辞さない新町と、会社全体の利益を考え合理性を重視する高柳。ドラマ序盤から少しずつ描かれてきた信念の対立が、今回の麻生健次郎(渡辺翔太)のドーピング問題を発端にしてついに表面化した。


新町は麻生のドーピング違反による4年間の資格停止を受け、どうにかして助ける方法を探る。しかし高柳が「ドーピングはアスリートにとって犯罪のようなもんだ」と話していたように、かばい続けることでビクトリーのイメージも悪くなる。麻生が意図してドーピング違反をしたのではないことは、作中の描写からも伝わってくる。だから我々はどうにかして麻生を助けたいという新町の想いや行動を理解できるが、一方で高柳には社長として会社と社員を守る義務がある。


麻生の一件をきっかけに会社の経営が傾きでもすれば、社員、そして所属アスリートの生活や人生に大きな影響を及ぼすだろう。


たった一人のアスリートのために、果たしてその他大勢を犠牲にすることが許されるのか。たった一人のアスリートも守れないスポーツマネージメント会社に意味はあるのか。正解のない対立ほど、見ていて辛いものはない。SNSでも「どっちも間違ってないからツラい」「誰も悪くない!!!」「永遠に答え出ないやんこんなん」「社長の言ってることも分かりますよ、でも新町さああん」などと心を痛めるような声が相次いでいた。


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