『石子と羽男』中村倫也 圧巻の長台詞「凄すぎる…」 緩急で響かせた“後押し”

TV 公開日:2022/08/24 64
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「平成17年に建物内のホルムアルデヒド濃度が行政水準を相当程度超えているとしてマンション販売業者の契約不適合責任を肯定し売買契約の解除および損害賠償が認定された判例がございます」


約11秒で、よどみなく明瞭に言ってのける“羽男”中村倫也
金曜ドラマ石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』(TBS系、毎週金曜よる10時)では、「凄すぎる…」「シビれた」「気持ち良い」「早口なのに発音が明瞭で安定してるのが凄い」「これ見られるだけでも最高の贅沢」という声も上がるように、法律用語がたっぷり含まれた中村の高速長台詞に何度も驚かされる場面がある。しかし対照的に、温かい響きをもった一言が優しい気持ちにさせる場面も。先週19日に放送された第6話は、これぞ中村という自由で楽しい演技の中に、“後押し”となる羽男の温かさを感じた回だった。(以下、第6話ネタバレあり)




TwitterのDMで弁護士・羽男に依頼が舞い込む。嬉しくて仕方がない羽男は「ハハハハ」と高笑いをして、パラリーガル・石子(有村架純)に「うるさいです」とピシャリと言われても声を出さずに満面の笑み。もう表情だけで十分うるさい(笑)。問題の不動産会社に行くと、出てきた社長は苦手なタイプ。


羽男の口はへの字に。それでも石子の提案に乗っかり、ぺちぺちんと両手で頬をたたいて気合を入れる。顧問弁護士になるチャンスと考え、「ワンチャンあるよ~」「決まったらデカいぞ~」と声は裏返り、石子と一緒に「フハハハハ…」「ハハハハ…」。オープニングからさまざまな表現で楽しませる。


視聴者も大盛り上がりとなったのは、防犯カメラの確認をするシーン。



眉間にしわをよせて中指をセット。「え~~~~~ この方監視カメラの位置を知っていて最後まで顔を見せずに へ~ 出て行かれました。え~ 普通ぅ 2台のカメラを気にしていたらぁ~ …」。話し方も表情の作り方も音楽までも、紛れもなく古畑任三郎。いや「羽根岡任三郎でした」。
まさかの笑いが供給され、「お腹抱えるほど笑ったww」「クオリティ高い」「やりきってた」「最高」と視聴者が沸いたモノマネに、一切笑わず「はい」とだけ返事をして、そのまま何事もなかったかのように話し始める有村にも驚愕だが、中村の多才ぶりが発揮されたことで、より面白くなったシーンと言えるだろう。


楽しいシーンは“大庭っち”(赤楚衛二)とも。


大庭が羽男のところにやってきて、おもむろに“鼻”を触る。そのことに気付いた羽男は小声で「これしたの!?これなの!!?」と目を輝かせて、大庭と同じ動き。2人してニコニコで鼻サインを続けていると「うわー!!俺も何か かゆなってきた!」 と思わず前にいた塩崎(おいでやす小田)が叫んで、ちょっとびっくり(関係ないが、このドラマで塩崎の驚く声に何度も笑わされている)。


2人が顔を見合わせてニコニコしながら、傍からみれば謎の行動をするこのシーンも愛らしさいっぱいで笑顔に。


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