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『鎌倉殿の13人』源頼家役好演の金子大地、小栗旬の優しい心遣いに「救われました」


頼家の印象に残るシーンを振り返る


小栗のほかにもキャスト、スタッフに温かく迎え入れてもらったという金子。「本当に僕一人ではなにもできない。皆さんの力が合わさって作品というものはよくなっていくんだな……ということが実感できました。座長の小栗さんの偉大さはもちろんですが、作品に携わる方々の熱量というのが大切なんだなと実感できた現場でした。僕もどんな作品でも熱量を持って取り組みたいと改めて思いました」。


印象に残っているのは、第27回「鎌倉殿と十三人」で頼家が御家人たちを従え、言葉をかけるシーン。金子は「僕の気持ちからすると、あのシーンは本当に怖かったです。そうそうたる皆さんの圧がすごかった」と撮影を振り返ると「そのなかで、頼家として絶対に弱みを見せてはいけないという気持ちで臨みました」と頼家にとってポイントになったシーンに挑んだ面持ちを語る。




また第29回「ままならぬ玉」で頼家が、頼時に改名を迫るシーンでの振り向きざまの首の角度が、SNS上で「シャフ度」だと話題になっていることに触れられると、金子は「あのシーンはとても苦戦して、なかなかOKが出なかったんです」と苦笑い。続けて「僕のなかでは難しいシーンで、監督からも『もうちょっと怖く』と言われたり、『もうちょっと気持ち悪く』と言われたり。とても大変だったので、ネット上で話題になっていて驚きました」と予想外の反響の大きさは本人の耳にも届いているようだった。


第32回「災いの種」では、ひどい仕打ちをした北条家に対して、頼家が牙をむくシーンも描かれた。特に母親である政子に対して激高するシーンは非常に見応えがあった。


「頼家と政子の間には、何とも言えない距離があったような気がします。僕自身も小池さんとのシーンはいつも緊張していました。特に32回のシーンの前は、ほとんど会話をすることがなかったです。小池さんにとっても辛いシーンだったと思いますし、僕自身も辛かった。でも母親としての存在感は伝わってきました。それは小池さんの愛がしっかりあって、僕に伝わったからだと思います」。



そんな頼家にも、いよいよ終焉が近づいてきた。三谷幸喜の脚本を読んだという金子は「なにも思い残すことがないぐらいしっかり三谷さんが描いてくださっています」と期待をあおると「ずっと台本をいただくたびに『自分にはどれだけつらいことが待ち受けているのだろう』と思っていたので、解放されたような気持ちになりました」と感想を述べる。初の大河ドラマの撮影については「あっという間でした」と感慨深い表情を浮かべた。


さらに金子は「頼家の役目はもうすぐ終わってしまいますが、これからますます大変なことが起こるので、最後までしっかりと皆さんの行く末を見届けていきたいです」と語っていた。


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取材・文:磯部正和



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