『テッパチ!』町田啓太、芝居を超越した魂の叫びに涙

TV 公開日:2022/08/16 36
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「俺はこいつらと…こいつらと最後まで、やり遂げるって決めたんだよ!」

まさに魂の叫び。とにかく宙を演じる町田啓太が、えげつないぐらい格好良かった『テッパチ!』第6話。最終訓練で見せた揺るがない決意、母との邂逅(かいこう)に訓練生の卒業と涙涙、もうひとつおまけの涙の第一部最終回であった。


※以下第6話ネタバレあり

シリアス回とは思えないほど、冒頭は第一班による飲み会から始まった。ビールを片手に、ちょっとほおを赤らめて酔っぱらった宙が、なんとも新鮮。この笑顔は第一班メンバーと打ち解けたからこそ見られる笑顔。ちなみに宙は酔っぱらうと、物まねをする癖があるらしい。馬場(佐野勇斗)に冬美教官(白石麻衣)とのことを突っ込まれ、戸惑う表情もなんともいえない。ちなみに馬場は酔っぱらうと、親父ギャグを連発するようだ。


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癒しのひと時を終えると、本編スタート。自衛官候補生の教育終了まで、残すところあとわずか。そんな中、宙の母親が事故にあったと母の再婚相手から連絡が入る。だが、宙は母のもとへと向かわず、実際の戦場を想定した2日間の総合訓練に参加した。学生時代、傲慢なプレーで仲間から反感を買ってケガした傷心の宙へ、再婚報告をした母親へのわだかまりもあったかもしれない。でも、それ以上に宙は自分の居場所を作ってくれた仲間へ感謝の思いが強かったに違いない。その証拠に宙はバディの馬場には事情を話している。「俺のことがジャマなんだ」と本音までのぞかせている。以前の宙だったら、自分の弱みを見せることは決してなかったはずだ。それだけ仲間たちへの思いが強いということ。


宙が続行した野外での戦闘訓練は本格的。走ってほふく前進、再び走って銃を撃つ。ひじも膝もかなりきつそう。一瞬、母親のことを思ったのか、訓練がきついのか宙の表情が曇ったときがあった。同時に雨が降ってくる。泥だらけになりながらも、ほふく前進を続ける宙の心はいかばかりだったろうか。そこへ八女教官(北村一輝)が駆け付け、母親が危篤だと伝えられる。「すぐ病院へ行け!」という八女教官の言葉を無視し、ほふく前進を続ける宙。そんな宙を抱え起こした八女教官を真っすぐに見つめた宙は「俺は!」と自らの思いを告げた。


「俺はこいつらと…こいつらと最後まで、やり遂げるって決めたんだよ!」


泥だらけになった顔に雨が容赦なく振り付ける。しかし、目がうるんでいた。その決意は、今まで必要とされなかった自分を認めてくれた“仲間たち”へ向けた言葉ともいえるだろう。SNSでは「このドラマの座長として懸命にみんなを引っ張ってきた町田くんとも重なってもう二重に泣けてしまう…」「セリフだけど、セリフじゃなくて町田座長としての心の叫びだよね。涙も演技じゃないよね」など、町田自身の思いとして受け取った声が多く寄せられた。

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