『オールドルーキー』綾野剛が表現する“37歳の新人”が魅力的な理由

TV 公開日:2022/08/09 28
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37歳・社会人経験ナシの元Jリーガーが新人サラリーマンとして大奮闘する、まさにドラマのタイトル通りの『オールドルーキー』っぷりを体現していた第6話だったのではなかろうか。



綾野演じる元Jリーガー・新町亮太郎は、晴れてスポーツマネジメント会社「ビクトリー」の正社員に。正社員として臨んだ初仕事はトラブルだらけであったが、新町の悩みながらもアスリートと真っすぐ向き合う真摯なキャラクターと、その新町を演じる綾野剛のフレッシュさを感じる演技と相まって多くの視聴者に感動をもたらしていた。そしてなぜこんなにも新町に惹きつけられてしまうのだろうか、その理由が少しばかり分かった気がする第6話でもあった。




チームスポーツも仕事も、一人でできることは限られている。周囲の仲間の協力がなければゴールを決めることも、案件を成功させることもできない。そしてそのために間違いなく必要なことの一つは、お互いへの「信頼」だ。


新町が担当することになったのはプロバスケットボール選手・新垣和人(浅利陽介)。新垣はチームの移籍を望んでおり、交渉も順調だったが、練習中のケガにより事態は急変。移籍どころか現役続行さえ怪しくなった。


新垣を諦めきれない新町は、受け入れてくれるチームを探して奔走するが、難航。具体的な根拠も数値もなく「新垣さんは絶対復活して活躍できる」とだけをアピールする姿勢は一生懸命ではあるものの、説得力がなかった。

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やがて新垣はケガが治っていないのに練習を再開してしまう。新垣が、移籍先を見つけてくれない新町への「信頼」を失いつつあるように思えた。そんな新垣に、新町はキャリア低迷のきっかけとなった過去の自分の失敗を明かす。



新町にとって人生最大のピンチともいえるその時、頼れる人間はいなかったという。そんな経験を経て、新町は新垣に告げる。


「今のあなたには僕がいます」


自らの後悔に基づくこの言葉ほど、心に響くものはないだろう。SNSでも「説得力ハンパないな…」「信頼に足るとはこういうことだな」といった声が上がっていた。新町の説得を受けた新垣は、自分の現役人生を新町に預けることを決めた。


新垣の信頼は取り戻したが、移籍先はいまだ見つからず。そんな中、新町は塔子(芳根京子)からアドバイスを受け、新垣と同じケガから復帰した選手を探して資料にまとめようとする。しかし、経験不足なため検索エンジンを使うにも一苦労。仕事は全然進まない。


新町自身も言っていたようにサッカーは一人ではできない。そしてそれは仕事も同じ。困ったときに助けが必要。ただ、正社員に昇格した新町はもう、黙ってそこに立っているだけでは助けてもらえないのだった。


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