『オールドルーキー』綾野剛、中川大志とみせた確かな絆 少年漫画のような熱さに心揺さぶられる

TV 公開日:2022/08/02 16
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今回は若手社員・城の成長物語だけでなく、新町と城の関係性でも魅せてきた。


城と新町の関係は複雑だ。年下の先輩、年上の後輩というだけではなく、サッカー少年と憧れのサッカー選手という関係でもある。かつて憧れた選手が、同じ職場に来て、同僚となる。まさに奇跡のような関係に「城くん推しと仕事するのすごい」「めちゃくちゃうれしそう」といった声がSNSでちらほら。タッグ結成の握手の際、それぞれが浮かべた笑顔も実に眩しい。「新町さんと僕が一緒にサッカーをやっちゃうってことですか?」と2人ならではの価値観で早速意気投合するのも微笑ましく、「新町さんと城くんかわいさ溢れまくってる」「良いノリだ」との声もあがっていた。



城がメインで動き、新町はサポート。マネージメント担当者としては新町の方が後輩なのだから当然のこと。しかし大事な場面では新町は人生の先輩としての姿をしっかり見せつける。会社とアスリートの間で板挟みになって苦しむ城を見て、「城くん」から「城」へと呼び方が変わる瞬間の力強さ。「僕だってフィールドに立ちたいんですよ!」と城が初めて自分の意思を示すシーンでも、間を開けずに「じゃあ入ってこいよ!」と返す頼もしさ。続く「一緒にやろう、城」という新町の言葉を受けて心が動かない人など、果たして存在するのだろうか。


三咲とのフェンシング対決で体を張り、ボロボロになる新町を見て「三咲さん、次は僕と試合をしてください」と2人の間に割って入る城もたまらない。先輩のピンチに駆けつける後輩。少年漫画のような熱い展開。城が少し自信なさそうなのがまたいい。「本当は戦いたくないけど、これ以上新町さんを戦わせるわけにはいかない」そんな幻聴が聞こえてくるくらいだ。


ラスト、会見のシーンで三咲が「ビクトリー」の名前を出したあとの新町と城のやり取りも忘れられない。思わぬ発言に喜ぶ姿をあえて背中から映すことで、2人がどんな表情を浮かべているのか想像の余地を与えてくれる。笑いあっているのか、照れあっているのか。2つの背中が確かな絆を感じさせた。このタッグが今回限りで終わるのはもったいない。叶うならどこかでもう一度、いやもう二度くらいは見せてほしいと切に願う。


爽やかな好青年・城が奥底にあった弱さに打ち勝ち、大きな成長を遂げた第5話。ストーリーだけでなく中川のさまざまな表情や、綾野とのタッグの関係性でも魅せてくれた。今回でついに正社員となった新町。次回のテーマはアスリートのケガ。新町の過去も明かされるとのことで、見逃せない回になることを予感させる。


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■日曜劇場『オールドルーキー
毎週日曜よる9:00~9:54

(C)TBS

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※本記事は掲載時点の情報です。

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