中村蒼、14年の月日を経て俳優業への持論「成長を実感できない」理由

TV 公開日:2022/08/08 14
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脚本・遊川和彦、プロデュース・大平太の『家政婦のミタ』コンビが新たに描く水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』。合格率100%を誇る家庭教師・トラコこと根津寅子(橋本愛)が様々な問題を抱えた家庭を救っていく、“個別指導式ホームドラマ”となっている。

寅子の幼馴染であり、謎多き寅子の過去を知る唯一の男・福田福多を演じるのが、今作で14年ぶりの遊川作品への出演となる中村蒼だ。


出演への喜びと同時に「あまり変わっていないと思われたらどうしよう」とプレッシャーも感じたという彼に、今作の見どころと現場の様子、学生時代の思い出から子育て観までたっぷりと語ってもらった。

遊川和彦との再会 喜びと重圧「変わっていないと思われたらどうしよう」


──遊川さんが脚本を手掛けた作品への出演は2008年のドラマ『学校じゃ教えられない!』(日本テレビ系)以来、14年ぶりということですが、今作が決まった時の心境はいかがでしたか。


遊川さんとまたご一緒できるというのはやはり嬉しかったです。俳優を続けていて良かったなと思いました。ただそれと同時に「この期間であなたはどう変わったのか」と見られているような気がして、余計に緊張もするんです。「あの時とあまり変わっていないと思われたらどうしよう」って。


──実際に遊川さんと対面されて、いかがでしたか。


すごく久しぶりで、当時の記憶が色々と蘇ってきました。遊川さんは全然変わっていないんですが、ちょっと静かになった気もします。昔の方がもっと激しかったような... (笑)。


──それはどういった部分で?


14年前のドラマはオーディションだったので、その時の印象が強かったのかもしれません。「もっとこういう感じでやってみてください」という風に遊川さん自ら指導してくださっていたので。


──遊川さんは演技の指導も細かくされるのでしょうか。


そうですね。でもオーディションの時には、すごく笑ってくれていたイメージもあります。色々と言っていただくことはあるんですが、張り詰めた空気、緊張感というものがあるわけではなく、みんなでワイワイと楽しくやっていました。実際に撮影に入ってからは監督もいらっしゃるので、遊川さんからのご指導は時々、という感じです。僕はまだ(撮影当時)16歳で大人の方たちとコミュニケーションをたくさん取るタイプでもなく、当時はあまりお話はできませんでした。


──14年の時を経ての今作ですが、ご自身としては成長の実感はございますか。


それは、自分ではあまり感じないです。どこの現場に行ってもわからないことはあるし、「成長できたかな」と思ったら、次の現場では求められることが全然違うんです。全く違う人格をゼロから演じないといけないので、成長を実感できないままに作品が始まり、終わっていくという感じです。

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