『ユニコーンに乗って』西島秀俊の説得力と杉野遥亮の見つめる眼差し、ドラマを纏う優しさ

TV 公開日:2022/07/12 3
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虹のかかる空の下、追いかけられながらも颯爽と走るヒロイン。ピンチには手を差し伸べ、一緒に走ってくれる人。まぶしく優しい緑の木々の景色に、前に向かって走る背中は輝いて見える。


先週スタートした火曜ドラマユニコーンに乗って』(TBS系、毎週火曜よる10時~)。「とても爽やかで明るい気持ちになる時間」「沢山の癒しを貰えた」「また明日から頑張れそう」など、ドラマを見て元気をもらったという声や、「永野芽郁ちゃんの笑顔癒される」「西島秀俊がひたすら可愛すぎる」「杉野遥亮って好きな人を愛おしそうに見つめるグランプリあったらぶっちぎり大優勝」「DISH//の主題歌凄く好き」など、SNSでは盛り上がりを見せた。


冒頭に書いたのは、ドラマの始まりの部分。きらきらした爽やかな夏が始まる気配。ドラマ放送前、メインキャストの永野芽郁、西島秀俊、杉野遥亮の出演が明らかになり、どこかふんわりした優しい雰囲気を持つ3人の共演への期待は高まり、キャストたちから出る言葉は「前向き」「ポジティブ」「頑張る人を応援する」。さらに和気あいあいとした現場の楽しい撮影の様子も伝えられ、そのやわらかい空気がそのままドラマ全体を覆っているように感じられた第1話。今夜10時からの第2話の前に、少しだけ振り返りながら2話以降の注目ポイントも見ていきたい。



主人公の佐奈(永野芽郁)の夢は、すべての人が平等に学べる場所をつくること。ひたむきでまっすぐな眼差しが、憧れの起業家・羽田早智(広末涼子)にも届く。ITの力で教育格差をなくしたい。その志を持ち「ドリームポニー」を起業し3年目。自分は大学に行きたくても、母子家庭で貧しく進学できなかったという“鉄板貧乏話”で、若き女性CEOとして注目を集めていた。インタビューを受ける佐奈を見て「佐奈のやつ また語ってんな」と耳にタコができるほど聞いているビジネスパートナーの須崎功(杉野遥亮)だが、佐奈を見つめるまなざしからは愛情がこぼれそう。しかし会社は右肩下がり。落ち込む佐奈はみんなの前では明るく振る舞うも、功の見つめる視線は心配そのもの。新しく人を雇うことを功が提案し佐奈が受け入れる。「大丈夫」(功)「そうだね」(佐奈)と瞳に力がこもり前を向く。そんな二人を、同じ創業メンバーの栗木(前原滉)が温かい瞳で見守っている。


一生懸命なヒロインとそっと支える特別な思いを持ったパートナー。それを見守る仲間。視線のやりとりも物語の大事なパーツだと思わせてくれる。杉野遥亮が見つめる眼差し一つで、佐奈への思いを存分に感じ取らせてくれた第1話。


功の佐奈への思いがここからどう盛り上がっていくのか、ちょっともどかしい2人の距離感は今後も大注目。


【インタビュー】杉野遥亮 あの恋する表情はどうやって?表情の芝居について直球で聞く


面接を経て、ドリームポニーに新しく入ることになったメンバーが、若い天才エンジニア・森本海斗(坂東龍汰)と小鳥さん(西島秀俊)。面接シーン、坂東が見せた止まらない呪文のようなアピールも印象的で楽しく、前原滉、青山テルマも含め個性的なメンバーそれぞれがドリームポニーの中でどう成長し、どんな掛け合いを見せるのかますます楽しみに。


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