『明日カノ』ロスの声が止まらない、最終回で描かれた“1年後” 響いたメッセージ

TV 公開日:2022/07/01 2
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MBS/TBSドラマイズム『明日、私は誰かのカノジョ』(通称「明日カノ」)は、6月28日深夜に第12話となる最終回を迎えた。第11話でホスト編が完結。第12話は、雪(吉川愛)と壮太(楽駆)が温泉旅行に行くところから始まった。


「この窮屈な世界で 少しでも生きたいように生きていくために 私は私の足で歩いていく だから今日も私は 誰かの彼女になる」


第1話が始まった時の雪の言葉「少しでも生きたいように生きていくために 私は誰かの彼女になる」に、「私は私の足で歩いていく」という言葉が加わり締めくくられた最終回ラスト。リナ(横田真悠)、ゆあ(齊藤なぎさ=LOVE))、萌(箭内夢菜)、彩(宇垣美里)も登場し、5人それぞれが自分らしく生きていく姿が描かれた。現実はそう簡単には変えられないが、それでも5人が逞しく生きていく姿はカッコよく、見る者に勇気を与えた。

(以下、第12話ネタバレあり)


「壮太君 今回は2日間 貸し切り ありがとう。」

旅行当日、来てくれたことを喜ぶ壮太に、雪は“仕事で来た”という意味を込めて告げる。この旅行で雪と壮太の関係がどうなっていくのか気になる形でドラマは始まった。


かき氷を食べたり景色を眺められる場所へ行ったりと、デートをしている2人は傍から見れば普通のカップルのよう。雨に濡れたことを謝る壮太にも「私は誰といたかの方が大事だから壮太君と一緒に来られただけで私は満足。」と、言われたら誰もが好きになってしまうような言葉を口にする雪。旅行はあまりしないのかと問われて、「泊まりになったらメイク落とさなきゃいけないしね。」とさらっと言いのけるあたり、顔の痕のことを知っている壮太に気を許している様子が窺える。


露天風呂に入りメイクを落としたことで雪の顔の痕が露わになる。仕事中にメイクを落とすことは今までなかったことだろう。露天風呂から東京では見られないような星空を見ながら穏やかな時間が流れる。だが風呂から出ると、旅館の従業員が雪の顔の痕に驚いたような表情を見せ現実に引き戻されてしまう。


見かねた壮太は雪の手を取って歩き出し、タイミングを見計らったように言おうと決めていたことを口にした。


「俺 雪ちゃんを支えたい。雪ちゃんを守りたいんだ。」


雪のことが好きで忘れられないと訴える壮太。それに対して雪は冷たく言い放つ。


「守るって何? 壮太君は私とつきあいたいの?仕事も辞めてほしい? 今だって私はお金をもらって ここにいるのに?」


それでも雪のことが知りたいと言う壮太に、雪は「じゃあ教えてあげる」と顔の痕について語り出した。しかし話し終わるとそれも嘘かもしれないと告げ、本当の自分なんて壮太にはわからないと突き放す。それでもなお壮太は今の雪が好きだと食い下がるが、「私はそうは思わない」と小声で言うと話を無理やり終わらせた。


1話のときと同様に2人の気持ちは一向に交わらない。結局2人の関係は変わらないのだなと実感する。だが雪が眠っているときに見た夢によって、もし環境が違っていたなら2人はうまくいったのかもしれないと想像を掻き立てられて、現実には叶わないことが余計に切ない気持ちにさせられた。


雪に2日間のレンタル彼女代を手渡すと同時に、新幹線の切符も渡す壮太。やはり一緒にいたいと告げつつ、1時間席を外すから同じ気持ちなら一緒に帰ろうと伝える。その後一人旅館の部屋の椅子に深く座る雪の姿が映った時、もしかしたら部屋に残るのかもと期待をしてしまった。しかし時間になって壮太が部屋の引き戸を開けた瞬間、新幹線に乗っている雪の姿が映し出される。2人の関係が終わった瞬間だ。


切符を手渡されるシーンから電車に乗っているシーンまで一切雪の心の声は語られない。それでも壮太をNGリストに加えるよう事務所に連絡を入れている様子を見て、「私は絶対に体も、心だってお金では売らない。」と第1話で雪が心の中で発した言葉を思い出した。「私は私の足で歩いていく」という変わらずぶれない雪の姿を最後に見ることができた。



カノジョたち5人の1年後の姿も描かれ話題となっている。


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