猿渡の裏の顔を暴くため、猿渡の祖父の家を探りに行き、逆に猿渡に依頼されたクリミナルズにあっけなく捕まってしまった志村。これも猿渡をあざむくためのフェイク。キリコにより、クリミナルズは雇いなおされ、志村を開放していたのだ。そもそも猿渡の祖父の家に行ったのは、猿渡を誘い出すための罠だったのである。
光っていたのは猿渡を演じる桐谷健太の変態的な芝居。祖父の家でしばりあげられた志村に「安野さんを傷つけたときの、志村さんの顔が…なんていうか、愛しくて、たまらなくなって…」。ちょっと照れてもじもじしながらカミングアウトする猿渡が、とにかく気持ち悪い。もう志村のことが好きでたまらない猿渡だが、さすがにBL展開にもっていくのは無理であろう。
そしてキリコを捕らえるため、猿渡が多くの警察官を引き連れてやってきたスタジアム。猿渡がキリコに近づいて「さぁ、行きましょう。私と一緒に」と言うと、志村の声が響き渡る。
「お前はどこへも行けねぇよ!」
ほかの警察官に聞こえないよう小声で話していた猿渡の声が聞こえるはずもないのに、ばっちりのタイミングで志村が登場。実は警察官もすべて猿渡が「リーパー」であることはすでに知っていたのだ。そして颯爽と現れた志村のネタばらしSHOWが開演。どうやら、志村は猿渡とタッグを組む前からあやしいとにらんでいたらしい。最後まであがく猿渡はキリコに拳銃をつきつけ人質に取る。
ここまで猿渡の異常性ばかりが目立っていたが、さすが志村。最後はばっちり決めてくれた。