『インビジブル』最終話。
すべての黒幕であり、史上最悪のクリミナルズ「リーパー」の猿渡(桐谷健太)を志村(高橋一生)が、どう攻略するか。その一点にしぼられた最終話だった。
見どころはスタジアムで志村と猿渡のラストバトル。それまで、いくつもの展開があった。まずはキリコ(柴咲コウ)をかばって、キリヒト(永山絢斗)が猿渡の銃弾に倒れ死亡。捜査一課に仕掛けられたEMP爆弾により、電子機器がクラッシュ。収監されていたクリミナルズの脱走。キャリア監察官の猿渡の証言により、黒幕はキリコで内通者であった志村は逃亡したと警察に伝えられた。
いくらキャリア監察官だからとはいえ、ここまでやって猿渡をあやしいと疑わない警察……どれだけポンコツなんだよ!と思ってしまう。警視庁から13人ものクリミナルズが脱走しても、そこまで大騒ぎになっていないし。しかも警視庁の電子機器がすべてダメになるって、とんでもないこと。日本史上最大級のテロ行為といってもいいぐらい。なのに物語では10分もかかっていない。展開早すぎ~!
だが、それもすべてはラスト、スタジアムで猿渡を追い詰めるための演出だったといってもいいかもしれない。