ラストシーンの颯の告白も、過去の台詞と見比べると気づきがある。
第6話で杏花と晴太が特別な関係になったことに気づいた颯。「家族になっちゃったな…」と呟き、居候をしていた沢田家を出ていく決心をするのだが、第9話では「杏花ちゃん結婚しよう」「俺は杏花ちゃんの奥さんになるよ。杏花ちゃんは何も変わらず、ヨガして笑っててくれればいい」「俺と本当の家族になろう。家族は恋より壊れにくいよ。俺ずっと大切にするよ」と杏花にプロポーズ!
颯は一貫して杏花に好意を持っていることをアピールしていたが、自分の言葉でしっかりと杏花に想いを伝えることが出来なかった。杏花も颯を大切に思っているが、父と同様の家族のような感じで接しており、ハグをされても冗談でかわしていた。そんな颯が初めて杏花に伝えられた想い。この告白の台詞には、他にも過去の場面を彷彿させる台詞が散りばめられていた。
それは、第1話での杏花と晴太の会話のワンシーン。杏花は晴太に「今現在結婚する気がありません」「雑でずぼらで自分で自分の面倒を見るのにいっぱいいっぱいで。夫の面倒をみるなんてとても無理。なんなら奥さんがほしいくらい。」と話していた。その杏花の第1話の台詞をなぞるかのような颯のプロポーズで、第1話時点の杏花だったら理想的すぎる台詞だったかもしれない。しかし、晴太との関わり合いの中で確実に気持ちが“変化”していった杏花。
第8話で杏花が「結婚を前提にお付き合いしてください」と晴太に告白したことが、その最たる気持ちの変化の現れであるのは言うまでもないのだが、第9話ではキーワードかのように「変化」という言葉が物語の重要なシーンのところどころに散りばめられていた。
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