『マイファミリー』を“傑作”にした二宮和也ら俳優陣の底力、白熱する考察にも変化

TV 公開日:2022/06/13 25
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12日に最終回が放送された二宮和也主演の日曜劇場『マイファミリー』(TBS系、毎週日曜よる9時から放送)。「激アツすぎ!!」「キャスティングから脚本まで天才でした」「最高のドラマをありがとう」と最後まで視聴者を惹きつけた。“マイファミリー”というタイトル、「ノンストップファミリーエンターテインメント」という新たなジャンル…初めは“温かい家族のホームドラマ”を想像した視聴者も少なくなかっただろう。しかし第1話のラストから予想外の展開が続き、「どうなるの!?」「先が読めない」と考察が過熱、さらに俳優陣の卓越した演技も毎回話題となるなど、新しいドラマの形を確立した。主演の二宮和也をはじめとする実力派俳優が見せた“愛”や“葛藤”に心奪われ、ドラマにのめり込む視聴者も続出。『マイファミリー』は考察要素だけではなく、人間ドラマも秀逸な傑作となった。最終回を終えた今も、様々な考察や感想が飛び交っている。ドラマは、鳴沢温人(二宮和也)と妻・未知留(多部未華子)の娘が誘拐されたことから始まる、家族の絆が試されるノンストップファミリーエンターテインメント。

(以下、最終回ネタバレあり)



早く真相を知りたいけれど、終わってほしくない。最終回を前に、二宮和也らキャストが語った「すべて出し切れた」「犯人も動機も明らかになる」「愛が伝わる最後」などの言葉から、最後の考察も白熱した『マイファミリー』。最終回では、真犯人が明らかになるまで“32分”と異例の予告も。時計を見ながらそわそわしてしまった視聴者も多かったのではないだろうか。


物語の始まりは、鳴沢温人(二宮和也)と妻・未知留(多部未華子)の娘・友果(大島美優)の誘拐。仕事に夢中で家庭を顧みない温人が、誘拐事件を通して家族の大切さに気づき、絆を取り戻していくストーリーに加え、見えない犯人像と不気味な非通知着信に考察も毎週盛り上がった。


そして起きた温人の友人・三輪(賀来賢人)の娘・優月(山崎莉里那)の誘拐。実は、犯人は友人の東堂(濱田岳)だった。悪役として一気に嫌われそうだが、なぜか感情移入して同情の声も上がったのは、間違いなく濱田岳が演じたからだろう。東堂の葛藤や苦悩、そして家族への愛情が溢れ、視聴者は心を大きく揺さぶられた。体を震わせながら自分の罪を告白するシーンや、涙を流しながら辛い決断をするシーンは目が離せず、東堂という人物をじっくり理解することができた。

【画像】東堂の印象的なシーンを見る


誘拐の手口よりも、“なぜやったのか”が考察され始めたのも、俳優陣の演技に心を奪われる視聴者が多かったからだろう。


その人がどんな気持ちで、何を守るために行動したのか。真犯人が明らかになったときに、あの登場人物は何を思うだろうか。SNSでも、ドラマに入り込み、今までの考察ドラマとは一味違った見方をするコメントが多く見られたのも新鮮だった。


温人は、一連の誘拐事件に関与したとして警察に追われるが、“真犯人”に妻・未知留(多部未華子)を誘拐されてしまう。そして最愛の妻と引き換えに、大切な友人・東堂(濱田岳)を引き渡すよう要求される。最後まで“大切なもの”の間で葛藤することになる温人だが、演じる二宮和也からにじみ出る苦悩と覚悟は温人そのもの。バラエティー番組などで見せる無邪気な笑顔や、『マイファミリー』共演者との仲の良さを見ると「同じ人物だろうか」と驚いてしまうほどだ。家族との絆が深まっていく様子や心情の変化を繊細に表現し、感情を爆発させる共演者の熱い演技を受け止める力量はさすがで、『マイファミリー』は二宮和也の新たな代表作になったと言えるだろう。鳴沢温人という人物の、周りの一歩先を行くスマートさを纏った演技も鮮やかだった。

【画像】二宮和也と多部未華子の迫真の演技


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