『明日カノ』たった1話で描いた魅惑の“沼”に納得「そりゃ好きになる」「うまい…」

TV 公開日:2022/06/07 20
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大人気マンガを実写化したMBS/TBSドラマイズム『明日、私は誰かのカノジョ』(通称「明日カノ」)。ホストにのめり込むゆあ(齊藤なぎさ=LOVE))と、ホストに興味はないが思ったよりも悪くはないという印象を持った萌(箭内夢菜)。第7話では「もうお店には来ない」と言っていた萌だが、第8話では再びホストクラブに足を踏み入れることとなる。その過程は、決して唐突ではなく、視聴者から「ハマっちゃうかもしれない」「そりゃ好きになる」と納得してしまう巧い展開。「堕ちない女はいない」「沼る」との声が相次いだホスト・楓(高野洸)の言葉や行動、またドラマでの描かれ方にも注目しながら第8話を振り返っていきたい。

(以下、第8話ネタバレあり)

 

 

立て続けに楓から送られてくる連絡に、営業だとわかっている萌は特に返信をしていなかった。しかし無視するのも悪いと思い返信してしまった瞬間から全ては始まっていたのかもしれない。


 

実家から届いた荷物を開けながら母親と電話する萌は、ごく普通の女子大生だ。


「無理しちゃダメだかんね」と母親に言われ電話を切る。直後に届いた楓からのメッセージは萌を気遣う内容だった。
「今日もバイトかな?あんまり無理しないでね」
思わず「お母さんか?」と呟いた萌は特に返信もせず携帯を置いてしまう。

 

大学での休憩中に楓から届いたメッセージ。
「おはよ。今授業中?俺は今起きたとこ」
楓自身の状況を知らせる連絡に「彼氏か?」と突っ込む萌。

 

返信していないのに続けて届く楓からの連絡は萌がバイト中にも届いた。
「萌ちゃん。化粧水 何使ってる?」
「萌ちゃん 肌綺麗だったから」
なんで?と訝しげに突っ込んだところに自分を褒めるメッセージが届くが、返信せずに萌は携帯をしまう。

 

家で化粧水をつけていると楓からの電話が。
「明日 何してるのかな~って。」
「一緒に ご飯 行きたいなって思ったんだけど。」
さすがに営業だとわかっている萌は「楓君 めっちゃ営業かけてくるじゃん。」とあしらう。


電話を終えた後の萌は、なんとなく満たされた表情を浮かべてはいるものの、まだこの時までは楓からの連絡は営業だとわかっていた様子。電話をかけてきた楓の後ろにはホストたちの写真が並んでいた。そこは階段。上に行くほど順位の高いホストの写真が飾られている。その階段を上りながら萌と話している楓を見てしまうと、ホスト上位を狙っての行動だと思い知らされゾッとする。


大学の同級生をお気に入りのバーに連れていくことになってしまった萌。バーで飲み始めると、明るく美人な同級生のリナ(横田真悠)と自分を比べ劣等感を抱いてしまう。リナに対して「彼氏たくさんいるもんね」とひどい言葉をかけてしまった萌は余計に罪悪感が増し、バーを一人で抜け出す。消えてしまいたいと心の中で呟き涙がでてきた時、ふと目にした携帯の画面には楓からの着信履歴が。思わず電話を掛け直すと、タイミングよく楓は電話に出て「萌ちゃんから掛けてくれるの初めてだね」と嬉しそうな声をあげる。そして萌が泣いていることに気付くと、「今から行くから待ってて」と言って楓は電話を切った。この恋愛ドラマのような展開に、視聴者はみな、萌と同じ気持ちで楓を待っていたに違いないだろう。


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