『マイファミリー』黒幕は誰?期待される“人間味”、面白さの根底には圧巻の演技力

TV 公開日:2022/06/02 152
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さらに犯人と東堂(濱田岳)の取引は心春(野澤しおり)と実咲(凛美)のどちらかしか取り戻せなくなる事態に。


体を震わせ、目を見開き、「実咲ちゃんと 交換してくれ」と言う東堂には「東堂の気持ち考えたら辛すぎる」「東堂の苦しみに涙出てきた」「泣き顔が忘れられない」とSNSでも話題に。


東堂は隠し事が多いが、どこか誠実さも感じられる人物だ。濱田岳が演じる東堂は、一見優しく穏やかに見えるが、とても力強い。


暴露本を書いたことがバレたときもそうだったが、“正しいことではない”“誰かを傷つけている”という葛藤の末に決断したということが伝わってくるのだ。じっくりと考え悩み抜いて、必要だと判断したことを確実に行動に移していく。その“誠実さ”を、濱田岳は話し方や表情で訴えかけ、見る者を圧倒する。「東堂の気持ちもわかる」「東堂の苦しみや葛藤が痛いくらい伝わってきた」と、許せないはずなのにどこか同情の気持ちがわいてくるのは、濱田岳の演技力によるものだろう。抑えていても溢れ出てしまう感情は、視聴者の心を強く揺さぶった。


辛すぎる決断をした東堂に、「俺も行く」と言った三輪(賀来賢人)。こんなに心強い言葉はないだろう。「ただし 全部 終わったら 一発 ぶん殴らせろ」そんな言葉さえ、温かく感じられる。しかし、もう本当に後戻りはできない。東堂が事件を起こした事情はわかったが、真犯人の目的はいまだわからず、解決する保証もない。


一方、温人の周囲はそれぞれの大切なもののために動き始めていた。香菜子(高橋メアリージュン)が提供した情報を元に、阿久津(松本幸四郎)は“東堂が誘拐犯”で、温人(二宮和也)も共犯だと確信して警察に通報。


そのせいで、犯人との取引は中止になってしまう。「何でみんな勝手に動いてるの」「香菜子に怪しいところがたくさん」「表情が怪しいな」と引き金となった香菜子の行動を疑問視する声も。


ついに、温人は阿久津から「実咲を返してください!」と言われ、完全に犯人扱いされる。



第8話ラスト、脱出しようとして転落した実咲を前に「なんでこうなるんだよー!!」と温人が叫ぶシーンでは、視聴者からも「なんでこうなるんだよ」とコメントが殺到。温人は、駆けつけた葛城(玉木宏)に連れて行かれてしまう。



実咲は“落ちたのか落とされたのか”、友果が持つ実咲のタブレットも次回重要なキーアイテムになりそうだ。


SNSでも、「タブレットを見られて困る人が犯人」「犯人が自分で誘拐した理由は?」「犯人は警察関係者だと思う」と考察がとまらない。『マイファミリー』に“サイコパス”はいない。皆が誰かのために納得できる行動をとっている。しかし、個人がそれぞれ自分の考えで動くことで、少しずつ歪みが生じ、謎が深まっているのだ。黒幕となる犯人も、心春と実咲の誘拐が“必要”だったはずだ。わざわざ危険を冒して、警察関係者だった東堂やITスキルの高い阿久津を狙うところを見ると、黒幕も身近にいる誰かなのかもしれない。黒幕にも、東堂のように事情があるのだろうか。演じる人物、誘拐の目的、その想い、全てに注目が集まっている。次回第9話は、6月5日(日)放送。


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