『明日、私は誰かのカノジョ』ハマる?ハマらない?対照的すぎる二人と絶妙な“対比”

TV 公開日:2022/05/31 13
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「どうしよう…全然楽しくないんだけど」
「もし…もしあの子が私より お金使う子だったら…はるぴはあの子の方を大事にするのかなって思って…。」

 

大人気マンガを実写化したMBS/TBSドラマイズム『明日、私は誰かのカノジョ』(通称「明日カノ」)は、これまでのレンタル彼女編・パパ活編・整形編を経て、とうとうホスト編が開幕。第6話では萌(箭内夢菜)とゆあ(齊藤なぎさ=LOVE))がバーで出会い、先週の第7話では、初めてホストクラブに足を踏み入れる萌と慣れた様子のゆあが対照的に描かれた。ホストのハルヒ(藤原樹)や楓(高野洸)も登場し、SNSでは「ホスト編良すぎる」「ホストクラブ編サイコー」と反響を呼んでいる。


冒頭の二つのセリフは、初めてのホストクラブで萌が最初に心の中で呟いた感想と、担当ホストであるハルヒの被り客に嫉妬して不安になるゆあの言葉。ホストクラブに全く馴染めない様子の萌と、ハマって貢いでいることがうかがえるゆあは対照的。今回はそんな萌とゆあを始め、ドラマの中で多く見られた「対比」について触れていきたい。

(以下、第7話ネタバレあり)



萌とゆあ。この2人、何から何まで対照的だ。まず、ごく普通の大学生で奨学金を借りながら公務員を目指す自然体の萌は、イケメンやホストクラブには全く興味がない。一方でガールズバーで働いているというゆあは、担当ホストであるハルヒにどっぷりハマっている。「担当“ぴ”?」「ゆあ“てゃ”?」と、萌はゆあの使う言葉にも違和感。出会った瞬間の2人は共通点がまるで見当たらない。


 

ホストクラブでの2人の様子も見ていきたい。ドリンクのメニューを選ぶのに戸惑う萌の横で、高そうなお酒のボトルが並ぶゆあのテーブル。「男本」を見ながらそれぞれのホストの特徴を楽しそうに語るゆあに、首をかしげながら「ちょっとよくわからない」と伝えた萌は、代わる代わる目の前に現れるテンションも芸当もさまざまなホストに馴染めず、居心地の悪さを感じてしまう。


ついにはみじめな思いまでしてしまう萌が先に帰ろうとしてゆあを見ると、話しかけづらい雰囲気を醸し出しながら、ゆあがハルヒの被り客に嫉妬して不安になり、ハルヒの気を引いていた。


そして思っていたよりも安いことに驚きながら会計をする萌が視線を向けた先には、ゆあが慣れた様子で札束が入った財布からお金を取り出す。ホストにハマっている人とハマっていない人をわかりやすく表現したシーンだ。

 

萌が最後の送り指名に選んだ楓(高野洸)は話しやすくて、どこか翼(ゆうたろう)と雰囲気が似ているホストだ。


連絡先を交換するときに自然と萌に体を寄せてきたり、「真矢萌(まやもえ)」という名前をかわいいと言ったりと、それとなく萌がドキっとするようなことをしてくる。トイレに立った際にドアを開けて中へ通してくれながらじっと自分を見つめてくる楓の横を、照れくさいような少し気まずい表情ですれ違う萌の様子が初々しい。そんな萌が帰ろうと階段へ向かうと、なんとゆあとハルヒのキスシーンを目撃してしまう。衝撃すぎて立ちすくむ萌のこの反応は、きっとごく自然な反応だろう。

 

“ストワン”で飲み直し、萌とゆあは別々の方向へと歩き出す。バーに戻ってからホストクラブについて「意外と普通のところだった」と感想を述べ、楓のことを「バサやんに似てて話しやすかったよ」と、さほど悪いイメージを持たなかった萌。マスターと翼とともに楽しそうに笑顔で話す姿があった。


それに対して、ゆあは約束したのに家に来てくれないハルヒに狂ったように何度も電話を掛ける。オムライスを作ってワクワクしながら待っていたゆあが、「誰といんの?」「電話出ろよ」と荒れ狂う豹変ぶりは、これまで見せていたゆあとの振り幅の大きさに驚かされるとともに、ホストにのめり込む恐ろしさが如実に表れていた。


バーで萌たち3人が話す明るい雰囲気の後に描かれた、部屋で一人眠れない夜を過ごし豹変するゆあ。


第7話は萌とゆあが対照的に描かれる場面が多くあった。

 

 

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