「毎週神回更新」の声、山下智久主演『正直不動産』笑いと感動つながる妙

TV 公開日:2022/05/24 16
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そんな永瀬がどうして嘘ばかりつくようになったのか。貧乏だったが両親は人が良く、友達の保証人になってお金はもっとなくなる。「あんなふうになりたくなかったから 金欲しくてさ」。営業トップの人を完コピし、「営業に役立ちそうなことなら心理学だろうがマーケティング術だろうが詐欺師のやり方だろうが何でも取り入れた」。そして、「客を人だと思わないこと」で1位になることができた。


月下は、悲しい顔で話を聞き、なぜ嘘をつくのをやめたのか問う。「やめたわけじゃない」「つけなくなっただけ」と答えた永瀬。その表情は、今までの自分と嘘がつけなくなった自分を受け入れたような表情。優しさ、誇らしさ、哀愁などさまざまな思いが含まれているように見えた。ここから、ハープのような音色の優しい音楽の中で「タコ~コラ~」と部長のマネをし合う永瀬と月下のほほえましい姿があった。


永瀬の歴史が分かったことで、これまでの永瀬の行動や思考の理由が明らかになってきた。そして第7話に出てきた案件は、定年夫婦が自宅を売却するか、「リバースモーゲージ」プランを選択するか。「リバースモーゲージ」はカタカナ英語で分かりにくいが、自宅を担保に融資を受け、そのまま住み続けられるシステム。その案件の中で、永瀬はリバースモーゲージのデメリットを洗いざらい話し夫婦は売却を決めるが、「幸せの形は 人それぞれ」と大切な家を売却するのを止めるという行動に出る。そこには、永瀬が大切な家を奪われそうになった自分の過去や、大学生のころに宅建だけではなくファイナンシャルプランナー2級や住宅ローンアドバイザーの資格も取ったことがつながってくる。「家を通じて お客様の人生を豊かにする その手伝いをすることが 不動産屋の仕事ですから」と誇らしげに言う永瀬は、嘘をつかずに生きる決意が見えた。


「売りたいって言ってる客に売るのやめましょうって説得する不動産屋が どこにいんだよ!?」そりゃあ部長だって怒る。「バカか! お前 バカなのか!」。最初は「バカ正直っていうより 正直なバカでしょ!バカなんじゃないの!」と怒っていた榎本さん(泉里香)。とにかくバカと言われまくった永瀬だったが、最後に夫婦が選択したのは、“幸せの形”を考えて話し合って決めた末の売却だった。「あなたなら信頼できます」と言って、売却後に住む賃貸物件探しも永瀬にお願い。榎本さんもにっこり。永瀬の歴史の今が、今回の案件のハッピーな結末になる。すべてがつながっていく気持ち良さは、このドラマの面白さであり、それがつながってふくらんでいくのだから、どんどん面白くなる。「神回を更新し続ける」と感じさせる理由にもつながるのではないだろうか。


今夜は、桐山(市原隼人)の姿も見られる!?またしても楽しみな火曜の夜がやってくる。


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