一方、家族への思いが殺人へつながってしまったのが、我路と十斗。
猫田(松本若菜)を殺そうとしている十斗のところに駆け付けた我路。冷静な十斗とは対照的に、瞳孔が開いたような黒目がちな目で、瞬きをしていないのは異様な雰囲気だった。
場所を変え、海に浮かぶヨットの船室で、我路は十斗に話を聞いていたが、我路が目を見開きながらジュートと対峙しているのは変わらない。
十斗が自分の父親である羽喰玄斗が殺された事件を捜査してほしくて連続殺人を犯していたことを告白すると、我路の目は家族が理由だからかやや穏やかに。しかし、我路の妹・愛珠(白石麻衣)が、ジュートに殺してくれと言った理由を話すと再び目の力が強くなっていく。
【関連】『ミステリと言う勿れ』永山瑛太の“憎しみの目”を引き出した北村匠海の狂気
さらに、十斗から愛珠には大事な人ができたからカウンセラーに通っていたと知ると目の動きがせわしなくなり動揺。瞬きも多くなっていった。十斗から「(愛珠が)きっと一人では生きていけない不安と恐怖に押しつぶされそうになったんだと思う」と聞かされると目を伏せてしまう。徹底的に目で愛珠への愛情を表現する永山には脱帽しかない。
我路と対峙する十斗は、父親の羽喰玄斗との思い出を語るときは穏やかだった。だが、連続通り魔殺人の動機を話すうちに父親への愛情から怒りを露わに。それでも母親を殺したことを平然と語ったり、愛珠を自分が殺せなかったことを悔しがったり感情の起伏が激しいところは狂気を感じさせる。
}/












