整は初詣に行き、ライカとの関係性がよくわからず戸惑う中、自分とライカは友達だと気付く。焼肉店も誰かと初詣にいくのも初めての状況の中、手探りで進む整を菅田は繊細に演じていた。
一方、門脇も自分の役割を全うしようとするライカを好演。悲惨な状況すら平然と受け入れられるライカの強さを感じれば感じるほど、消えなければいけない存在である悲しさを感じさせる。
春には千夜子の中でライカの人格は消えてしまうと聞いていた整は「またどこか行きましょう。春までの間」とライカを誘うが「いや、次はもうない」ときっぱり。驚く整にライカは「今日の初詣を最後にしようと決めていたんだ。私はもう表には出ない。春を待たずに永遠の眠りにつくことにしたんだ。でもつい欲がでてあの店に入った。これでお別れだ。整くん」と話し、目にはうっすら涙が。
整も目に涙を浮かべながら「それは千夜子さんの病気がよくなるってことですよね。千夜子さんの幸せがライカさんの願い。それならよかったです。本当によかったです。すごく残念ですけど、ライカさんの願いが叶うなら僕はそれでいいです」と話す。
涙を見せたことのない整とライカの、こぼれるまでいかない涙の量が絶妙で、2人の別れの切なさを増長させていた。
整は胸の傷を見せて、「僕にも傷があります。この傷はライカさんの傷と同じ痛みです」と話すと、ライカは「整くんの痛みも変わってあげられたらよかったな」とほほ笑む。
整がライカによって救われた瞬間でもあり、千夜子の苦痛を代わりに受け止めるだけのライカの存在の悲しさも伝わってくる、心揺さぶられたシーンだった。
春になって桜も咲き、千夜子が退院する日、風呂光(伊藤沙莉)の連絡を受けて、千夜子をひっそり見送る整。その後、寂しそうな整に風呂光は、思わず「私が友達になってあげます」と言ってしまい焦るも、整は戸惑うことなく「ありがとうございます」とお礼を。
焦る風呂光もかわいかったし、すんなりと受け入れた整からは人として成長した姿が感じられた。
次回は、我路(永山瑛太)が再び登場。どんな展開を迎えるのか、楽しみにしたい。
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