ドキュメンタリー番組『笑いの正体』(NHK総合)のオンライン取材会が開催され、MCを務める中居正広が参加した。
本番組は、日本の笑いの歴史を振り返りながら、世の中にもたらされたものや、革新的な笑いを生み出した人たちへの思いに迫るドキュメンタリー特番。
収録を終えたばかりという中居は「僕だけかもしれませんが、初回の収録というのは楽しさではなく不安が勝ってしまうんです。でもいま収録が終わって数分ですが、自分で言うのもなんですが、非常に手ごたえを感じています」と笑顔を見せる。
MCの中居をはじめ、スタジオは、ケンドーコバヤシ、劇団ひとり、松嶋尚美というラインナップ。
VTRで、松本人志(ダウンタウン)、水道橋博士(浅草キッド)、後藤輝基(フットボールアワー)、塙宣之(ナイツ)ら現役漫才師たちのインタビューも放送される。
中居は「スタジオに集まった芸人たちはちょうど僕と同世代ですが、東西、性別の違いで、見てきたお笑いの景色も解釈も違うので、とても面白かった」と収録を振り返ると、VTRについて「20~50代の現役の漫才師たちに、漫才についてお話しいただいたのですが、仕事をするにあたってのアプローチ方法や心構え、壁にぶち当たった時の乗り越え方など、いろいろと学ぶことが多かったです」と語る。
また自身のお笑い原体験について「ドリフターズ」だと語った中居は「小さいころは野球が好きで、野球ばっかり見ていたのですが、初めてドリフを見て、テレビで大笑いしたことを覚えています」と当時を思い出すと「そのときドリフで盛り上がった仲間たちとは、いまでも付き合いがあります」とお笑いによって得たものの大きさについて語っていた。
「本来はもっと前に収録する予定だったのですが、いろいろと打ち合わせをしていくうちに、ゲストの人が増えたり、VTRに出演していただく人も増えたりして、収録がズレたんです」と裏話を披露した中居。「しっかりと粘れたことで、1回目としての土台作りができました。そういう意味ではいい番組になったと思います」と出来に自信をのぞかせていた。
■『笑いの正体』
3月21日(月・祝)18:05~18:43<NHK総合テレビ>
(C)NHK