『真夜中にハロー!』つんく♂ × 北野篤氏、ハロプロの魅力語り尽くす

TV 公開日:2022/03/12 11
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ハロプロは「もう1人のつんく」。ドラマ化したい曲は?

——1997年のモーニング娘。誕生から25年。ハロプロが長く愛されてきた理由は、どんな点にあると思いますか。

つんく♂ 

モーニング娘。に限らず、Berryz工房℃-ute、今のハロプロの子たちも含めて、洗練された、スーパーエリートじゃなかったから良かったんじゃないかな。本当なら完璧な状態で出てこなきゃいけない芸能界なのに、未完成のまま出てきて、失敗も含めてビジネスになってきた。未完成のまま続けられてありがたかったし、不器用で良かったなと思います。


——つんく♂さんにとって、ハロプロはどんな存在でしょう。

つんく♂ 

今はすべてを背負っているわけじゃないのでイコールじゃないけど、そもそもは「もう1人のつんく♂」という気持ちで作ってきたんです。だから、自分のメッセージを伝えてくれる代弁者。おじさんが言うとこじれるようなメッセージも、彼女たちのフィルターを通すとこじれなかったり、説得させられたりするところがあったと思う。


——つんく♂さんの楽曲は、発表時だけでなく、5年後、10年後に聴いたときに改めて心に刺さる魅力があります。楽曲制作時に、長く聴かれることを意識されていたのでしょうか。

つんく♂ 

どうだろう……。モーニング娘。は僕が30歳にならないぐらいから始まって、若い頃の曲には若い頃なりの世界に対する不満やひねくれた面が詰まっていたりしたと思う。でも、50歳を超えて歌詞を読み返しても、「まったく違うだろう」みたいなものはないから……まあ、よくがんばっていたなっていう気持ちは、自分でもします。


——今後、ドラマ化したら面白そうだと思う曲はありますか?

つんく♂ 

2000曲くらい作ってきて、どれにも思い入れがあるし、この曲だけって言われると、すごく難しい。『LOVEマシーン』(モーニング娘。/1999年)やプッチモニ、ミニモニ。なんかのミリオンセラーは確かに手応えがあったけど、売れなかったのに「この曲良かったのにな……」っていう曲もたくさんある。最近のモーニング娘。の曲も大好きやし……ありすぎて困るな(笑)。でも、『よしよししてほしいの』(2021年)は、ドラマにしたら面白くなるだろうと思う。


北野 

僕は、『君の代わりは居やしない』(モーニング娘.’14/2014年)。自分に価値を見いだせない人が、「君の代わりは居やしない」と誰かに言われたら、すごく励まされると思うんですよ。実は今回、ギリギリまでドラマ化の候補に残っていた曲が、『君の代わりは居やしない』でした。自分たちの思い入れがある曲、ファンに人気の曲、世の中に知られている曲……そのバランスを取ることが大事な気がしていたので、曲の絞り込みには苦労しましたね。とはいえ最終的には自分たちが好きな曲を選んだ形になりました。


——逆に、今回楽しかった点は?

北野 

ハロプロメンバーのみなさんが、撮影で楽しそうにしてくれていたこと。キャストの方々とも交流が生まれていて、例えば第4話のゲストとして出演いただいた田中真琴さんは、この作品をきっかけにライブに行くくらいハロプロファンになっていたんです。業界内でもコミュニケーションが生まれて、仲間の輪が広がっていくのは良いことだなと思いました。


——北野さん自身も、よりハロプロが好きになったところはありますか?

北野 

あります(笑)。僕はメロディーから曲に入るタイプなんですけど、今回あらためて歌詞と向き合ってみたりすると、新しい発見がたくさんあって。また違う角度からハロプロの曲の魅力を見い出すことができて楽しかったです。



今後のハロプロへの期待と、dTVならではの楽しみ方

——今後のハロプロに期待することは?

北野 

ハロプロが誕生したときと今とは、エンタメの世界が大きく変わっていると思うんです。K-POPが台頭してきたり、アイドルにもいろんな形がある。そんななかで、人間的魅力や素で勝負できる、強い「個」を持った人を輩出しているのがハロプロだと思うので、これからもそういう子がいっぱい出てきて、楽しませてくれたらいいなと思います。僕自身は、その魅力を伝えるお手伝いができたらいいなって。


つんく♂ 

本当に25年前とは違うよね。今、令和の時代に大事だと思うのは、バランス力。25年前は、どんなに性格が悪くても、ミュージシャンなら楽器がうまけりゃ良かった。金メダル選手だったら、普段の素行が悪くてもいいっていうような時代だったと思う。でも今は、歌がなんぼうまくても性格が悪かったらダメだし、世界チャンピオンでも失言1個でメディアに出れなくなる。いかに社会のなかでバランスを取りながら生きていくかを、芸能人しながら、しっかり学んでいってもらいたいなと思います。20年後、30年後に「あいつ、楽屋では最悪やったで!」って言われないように生きて欲しい(笑)。


——最後に、北野さんにdTVオリジナル「真夜中にハロー!」の楽しみ方をうかがえればと思います。

北野 

動画配信サービスには、細かく、繰り返し見られるという良さがあると思うんです。だから一度、ざっとストーリーを楽しんでいただいた後で、気になったところを見返したり、パフォーマンスを繰り返し見ていただけるとより楽しんでもらえるのかなと。あとは表情ですね。ハロプロメンバーは、いつもライブ会場のたくさんのお客さんや、テレビの向こう側の人に向けてパフォーマンスしていますが、今回は現場のゲストや菊池さんに向けてパフォーマンスしている。いつもとは違う表情をしているんじゃないかなと思うので、メンバーの細かい表情を繰り返し見ていただきたいですし、それができるのも、dTVならではの楽しみ方じゃないかと思います。


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【dTVオリジナル「真夜中にハロー!~女の園は出汁の香り~」配信概要】

【配信日】 2022年3月25日(金) /金曜日更新  

【出演】 菊池桃子  アンジュルム 川村文乃橋迫鈴  BEYOOOOONDS 西田汐里山﨑夢羽 AKB48 柏木由紀

【企画・プロデュース】 北野篤

【脚本】灯敦生

【監督】隈本遼平

【プロデューサー】 寺原洋平 井原梓 鈴木健太郎 山科翔太郎 高岩秀明 山田久人

【制作】 テレビ東京  BABEL LABEL

【製作著作】 「真夜中にハロー!」製作委員会


ⒸdTV/「真夜中にハロー!」製作委員会

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