会が終わり、外へ出た整は、一緒に来ていた風呂光(伊藤沙莉)と話すのだが、そこでライカ(門脇麦)のことを思いながら話す姿も印象的だった。
雪が降っているのをみて桜を連想した整は「この桜が咲くころには私はもうこの世にはいないけどな」というライカの言葉を思い出して、「桜が咲くのって3月の終わりかな、4月かな。ゆっくりだといいな。春になるといなくなっちゃう人がいるんです」と話す。すでに亡くなった大切な人と、これからいくなってしまうかもしれない大切な人のことを思った整。何気ないことを話すようなトーンだが、心に迫るものがあった。
一方で、密かに整が気になっている風呂光が、整の言葉でライカを思い浮かべながらも何も知らないふりをする姿は切ない。
その後、風呂光が天達から「嘘をつかない人を探してほしい」と頼まれたことを知った整が別荘で起きていることに不穏な空気を感じるが、風呂光が「久能さん、心配しないでください。何があっても私が守りますから」と力強く言う場面も健気すぎる。そう思ってしまうのは演じているのが伊藤沙莉だからかもしれない。
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同じ部屋に人がいると眠れない整は、寝床を探して彷徨うことに。
結局、喜和が描いた絵が飾られている廊下で寝ることになるのだが、喜和の死に裏があると感じた整の不安の表現の仕方が独特。「ダンゴムシになっちゃだめ。大人なんだからダンゴムシになっちゃだめ」と言いながら毛布をかぶって丸くなり、「何も起こらない、何も起こってない。ただ、ちょっと気になるだけ」とつぶやく。淡々としているのに胸騒ぎを感じるような菅田の演技は、さすがとしか言いようがない。
喜和の死の裏には何があるのか、整の心境も含めて気になるばかりだ。
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