好演見せる武田玲奈に注目、ドラマ『おいハンサム!!』いよいよ最終回

TV 公開日:2022/02/25 10
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2022年1月クールの連ドラの中で、菅田将暉主演の『ミステリと言う勿れ』(フジ系)や西島秀俊主演の『真犯人フラグ』(日テレ系)などと並んで、SNS上で大きな盛り上がりを見せてきたのが、『おいハンサム!!』(東海テレビ制作/フジ系)だ。


いよいよ2月26日に最終回を迎えるこのドラマでは、吉田鋼太郎が演じる主人公・伊藤源太郎の三女で、食品関係の会社で働く美香役で出演している武田玲奈の存在感と演技力が注目を集めている。


『おいハンサム!!』は、かつて『華の嵐』『はるちゃん』『真珠夫人』などの人気昼ドラを手がけ、現在は土曜日23時40分スタートのフジテレビ系「土ドラ」枠を制作している東海テレビが、「日本映画専門チャンネル」「時代劇専門チャンネル」を運営する日本映画放送(現在の代表取締役はフジテレビで『古畑任三郎』『HERO』など多くのヒットドラマや映画の企画やプロデュースを手がけた石原隆)と初めてタッグを組んで共同制作したホームコメディドラマ。


これが初実写化となる伊藤理佐の傑作コミック作品群のエピソードをリミックスしたオリジナルストーリーで、脚本・チーフ演出・プロデューサーを担当するのは、フジテレビのプロデューサー時代に『ギフト』『きらきらひかる』『ランチの女王』などのドラマを手がけ、2015年に独立して株式会社ヒントを立ち上げた山口雅俊。女優の魅力を効果的に引き出して主演級に育てるのがうまいプロデューサー/演出家としても知られ、深津絵里・篠原涼子・美村里江・竹内結子・白石麻衣など、山口作品を通じて女優として大きく飛躍した人が少なくない。今回の『おいハンサム!!』では、「男を見る目がまったくない」という共通点を持つ三姉妹の末っ子を好演している武田玲奈がいきいきとした演技を見せて、飛躍を予感させる。


武田が演じる美香は、2月19日に放送された最終回直前の第7話では、合コンで出会ったハイスペック男の大倉学(高杉真宙)と“直接対決”して「本当の自分を見ていない」とはっきり告げた。最終回は、美香にどのような展開が待っているのだろうか?


武田玲奈はここ数年、2020年公開の主演映画『真・鮫島事件』、2021年に放送されたドラマ『ムショぼけ』のヒロイン役など、多くの作品で演技の経験を積んで、演技力の進境が著しい。『おいハンサム!!』での彼女についても、SNSのコメントに「まじめな表情で笑わせることができるコメディエンヌだ」「このドラマでファンになった!」といった、その演技力の高さに驚く声が相次いで寄せられている。


武田玲奈の女優としての特徴は、登場人物を親しみやすくリアルに表現する力に優れていることだ。女優としての好感度が高いことから、多くの視聴者が、ドラマで彼女が演じる女性像に共感して惹きつけられ、ストーリーに引き込まれる。映画やドラマのプロデューサーの間でも彼女の演技に対する信頼は厚く、そのことは2020年に続いて今年5月に続編がオンエアされるWOWOWオリジナルドラマ『異世界居酒屋「のぶ」』で、ヒロイン役を“続投”することからもわかる。


今年4月クールで今田美桜が連ドラ初主演を果たすなど、最近は新世代の主演女優が次々と生まれている。武田玲奈もまた主演女優向きの華と実力を持っている女優であり、プライムタイム・ゴールデンタイムの連ドラ主演女優として「ローテーション入り」が期待される若手のひとりだ。


ブルペンから先発のマウンドに向かうピッチャーのように、武田玲奈は主演/ヒロイン女優としての肩は既にできあがっている。カクテル光線に照らされた、物語の主人公だけが立つことができるキラキラとした場所へ、彼女はいま、一歩一歩、近づいている。武田玲奈の代表作の1つとして、この先も「輝きの原点」として語られることになりそうな、『おいハンサム!!』の最終回が、見逃せない。


文/高倉文紀


※本記事は掲載時点の情報です。