『ファイトソング』“花枝”清原果耶&“芦田”間宮祥太朗らの矛盾する愛おしさ、怒涛の展開に

TV 公開日:2022/02/08 13
この記事を
クリップ

人の心は矛盾だらけ。でも愛おしい。

“ムササビ”に沸いた先週の火曜日。ヒロイン・花枝(清原果耶)と芦田(間宮祥太朗)の心が大きく動いて、恋が走り出しそう…そんな矢先、芦田からの電話で「今まで、ありがとう──」。またも急展開の余韻を残したドラマ『ファイトソング』(TBS系、毎週火曜よる10時~)。8日放送の第5話あらすじは、珍しく「第5話のラストは怒涛の展開!ラスト1秒まで見逃すな!!」と視聴者へのメッセージのような形で文章がしめくくられている。大きな動きがありそうな予感はするが、恋の矢印だらけの『ファイトソング』は登場人物たちの恋模様を描きながら、そこにある人間のさまざまな感情とそのまわりにいる人たちの関わり方に焦点があたっているように感じる。矛盾する愛おしさに溢れた“ファイトソングらしい”第4話を少し振り返っておきたい。




事故で空手の夢破れ、しかもやがて耳が聞こえなくなるかもしれないという病を抱えた花枝(清原果耶)と一発屋でクビ寸前のミュージシャン・芦田春樹(間宮祥太朗)。花枝は思い出を作るため、芦田は良い曲を書くため、恋愛偏差値0の二人が期間限定の恋に取り組んでいた。


二人の中華街デートの後をつけていた幼馴染・慎吾(菊池風磨)は、花枝にムササビのぬいぐるみを買っていってあげようと言い出す。ムササビは“芦田”の象徴。慎吾にとっては目下恋敵なのに。「だって花枝喜ぶだろ?笑うだろ?」芦田との恋が進展するのは嫌だ、でも花枝を笑わせたい。結局、芦田に買ってもらったムササビのぬいぐるみと戯れる花枝の様子を見てほほ笑み、落ち込む。バーベキューでも、笑顔の花枝を見てほほえむが、気になることは聞けない。そんなすべてを凛(藤原さくら)はお見通しだ。


芦田と恋の取り組みどころではなくなってしまったことを話した花枝に、慎吾は「それであんな落ち込んでたのかよ」とショックを受ける。「いや、それさ。もうまじで…!」でも、その先は言いたくない。


当の花枝はというと、慎吾が何を飲み込んだのか気付いていない。しかし、「好きな人は?」と葉子(石田ひかり)に尋ねられたとき、芦田のことが思い浮かぶも「いない」と答える。「今 心に思い浮かんだ人いるでしょ!」少なくとも、自分よりは周りの方がよく見えているものなのかもしれない。


弓子(栗山千明)は敵?味方?弓子が「敵」だと宣言しても、花枝は「敵じゃない」と感じ取る。芦田への想いが見え隠れする弓子の気持ちは、傍で見ている薫(東啓介)には「わかりやすい」と言われるけれど、弓子にとっては「私の人生がわかりやすかったことなんて一度もないから」。わかられたくもないのだ。


ある日、かつての空手のライバルと遭遇した花枝は、久々に手合わせをすることに。でも全くかなわない。

「だめだ、全然。でも気持ちいい」

そんな姿を見ていた芦田には曲が降りてくる。


ダメだけど気持ちいい。それでいい。矛盾したような感情と現実。でもそれを知ったときに得られる尊いものがある。花枝と芦田の恋や日々の気持ちが一歩ドラマティックに進むことが、観ている人に応援メッセージを送っているようなシーンに見えた。


第4話は「現実を知ることも大事」と伝える場面が多かった。


1/3ページ

この記事の画像一覧 (全 28件)