『ミステリと言う勿れ』菅田将暉と柄本佑の呼応し合う空気感、声で魅せる変化

TV 公開日:2022/02/02 16
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フジテレビ系で放送中の『ミステリと言う勿れ』(毎週月曜夜9時~)。


※以下第4話一部ネタバレあり

第4話には記憶喪失となった爆弾魔・三船三千夫として柄本佑が出演した。菅田将暉演じる久能整が、三船と偶然出会い、記憶が戻るのを手助けするが、爆弾魔だと分かり爆弾を仕掛けた場所を探っていった。記憶が戻っていく三船を繊細に体現していく柄本と、それに呼応して態度が変わる整を表現する菅田の演技は見ごたえがあった。

前半の整は無表情ながらいつもと違ってどこか楽しそうだった。


コロッケカレーを作ってうれしそうだったり、風呂光(伊藤沙莉)から爆破予告の暗号を解くように頼まれても無視してカレーを食べようとしたり。「ポテポテしちゃ~うぞ~」と口ずさみながら川辺を歩くなんてご機嫌以外のなにものでもない。そんなときに、三船に出会い、お互い三好達治が好きと分かって親近感を覚えた整。爆弾魔と知らずに積極的に話し掛けていたが、記憶喪失だと知ると心配する。いつものクセで三船の手の動きを真似していると、犬堂我路(永山瑛太)から「相手を怒らせるかもしれないから気をつけたほうがいい」と言われたことを思い出して慌ててやめるなど、フッと笑えるようなコミカルさがかわいい。


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一方の三船は物語の冒頭、うつろな目で新聞を切っているシーンはいかにも犯人然としていた。しかし、記憶喪失になって整と出会ってからは悲哀を感じさせながらも、凶悪さは消えていて、自分はどこかに時限爆弾を仕掛けた気がすると、悪びれることなく言えてしまうほど。さすがに整もあっけにとられたものの、三船が爆弾魔と確信しても態度を変えることはなかった。


風呂光から3度目の爆破予告の爆弾を仕掛けた場所を突き止めてほしいと頼まれた整は、三船の記憶を蘇らせようとするのだが、この時の二人の変化が見事だった。


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