神木隆之介 “リアル撮休”の過ごし方は台本1ページで終了「カラオケは抗い」

TV 公開日:2022/01/11 1
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2歳でCMに出演し、28歳にしてデビュー26周年となる俳優・神木隆之介が、人気オムニバスドラマ『撮休』シリーズの第3弾となる『WOWOWオリジナルドラマ 神木隆之介の撮休』(1月7日より放送・配信スタート/毎週金曜よる11:00~<全8話>)に出演する。

神木が演じるのは、クリエイターたちが妄想を膨らませて描いた“架空の神木隆之介”。作品の魅力や撮影を通して感じたことを聞いていくと、神木の自然体な役者観が見えてきた。

“リアル撮休”はゲームしかやらない オファーに「何もないけどどうするんだろう...」


──撮休シリーズはもともとご存知でしたか?


観たことはなかったんですが、(有村)架純さんや(竹内)涼真くんがやっていたのは作品の発表で目にはしていました。


──実際にご自身にオファーが来て、どのように感じましたか?


面白い発想だなと思いました。休みの日をどうやって過ごしているかって、家族だったり友達だったり、知っている人は限られているじゃないですか。それを「人が思う撮休」として撮るのは斬新だし、すごく素敵だなと思いました。


──このシリーズを観たことがない方はドキュメンタリーのようなものを想像するかもしれません。実際にはかなり作り込まれていて、私も楽しませていただきました。


僕も最初は、本当の撮休だとゲームしかやらないから「何もないけどどうするんだろう」と思っていたんですよ(笑)。そしたらストーリーがちゃんとあった。でも、自分の名前で演じるのは絶妙に難しかったですね。(仲野)太賀くんとか矢本(悠馬)くんとか、(成海)璃子ちゃんといった知り合いも出てはいますが、別の役名が与えられているんです。だから僕は「神木くん」「隆くん」と呼ばれますが、僕は相手を名前で呼べないのが心苦しかったです(笑)。


──演じる役が自分自身ではありますが、この作品に役作りはあるんでしょうか。


全くしなかったですね。ただ、セリフの言い回しとかは相談させてもらいました。これは自分だったらたぶん言わないと思う、とか。


子役出身の共通項 安達祐実との初共演は「やりやすかった」


──第1話には、神木さんと同じく子役出身の俳優・安達祐実さんが出演されています。安達さんは「安達祐実さん」そのままの役で登場しますよね。


「安達さんは〜」って普通に言えるのでやりやすかったです。(笑)。ストーリーの中でも初対面ですが、実際にも初対面の大先輩なので、そのままの関係性で演じることができました。


──第1話では神木さんと安達さんの子役出身という共通点が描かれましたが、安達さんとの共演にどのようなことを感じましたか?


安達さんは本当にすごい大先輩。思わず目を奪われてしまうような魅力があって、圧倒的に人と違うカリスマ性もある。本能的にそう思わせられるような方なので「羨ましいな」とも思います。子役から今までやってきてらっしゃるのは相当な努力と人との巡り合わせと、苦しみや苦悩もあったんじゃないかなと思います。


──それは同じ子役出身という立場から感じるものでしょうか。


子役出身だからというわけではないんですが、学生の時に芸能界に入るのと子役から芸能界にいるのとでは、アイデンティティが作られていく時期にはもうここ(芸能界)にいた、という点で圧倒的に違うと思うんですよ。ある程度大きくなってからだと、人格がある程度作られていて目標を持って入ってくることもあると思うんですが、子役はそういうことがわからないうちから現場にいる。


僕が子どもの頃は現場の雰囲気も今とは違ったので、いろんな大人たちのいろんなものを見ながら、育ってきましたから。だから当時の子役のアイデンティティの作られ方は、もしかしたら潜在的に、良くも悪くもズレがありそうな気がします。


僕より前に子役だった安達さんなんかは、嵐の中、竜巻の中、ハリケーンのような時代にいたんじゃないかなと想像してしまいます。


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