『最愛』切なさ増す緩急、急展開の第7話 “梨央”吉高由里子「あなたがあの人を…」

TV 公開日:2021/11/26 25
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ドラマ『最愛』(TBS系、毎週金曜よる10時~)の切なさが色濃くなっていく。



本作は、殺人事件の重要参考人となった若き女社長・真田梨央(吉高由里子)、かつて梨央が思いを寄せていた事件を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平)、そして梨央を守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)を中心に描かれるサスペンスラブストーリー。



先週の第6話では、梨央の弟・朝宮優(高橋文哉)が警察に連行されたものの、加瀬が尽力し優は梨央のところに戻って来た。一方で大輝は警察としての立場よりも梨央と優のために動き、抱きしめた手、離れて行こうとする梨央を呼び止める姿には、梨央への思いを大きさを感じさせた。そのすぐ後に、笑顔の梨央が優と加瀬の3人で食事をするシーンが映されたが、対照的な明るさが大輝の切なさを浮き立たせているようでもあった。


『最愛』はドラマの空気が入れ替わるシーン一つとっても魅力的だ。話題となったパフェのシーン。優を心配し、冷静さを失って警察まで来てしまった梨央に、加瀬が「一旦落ち着こう」と向かった先はカフェ。まわりは女子ばかり。加瀬の口角が上がった瞬間に、ギターの音色で穏やかな世界が広がる。


しかしその中で、役者の演技が細かい波を起こす。「なんでこんな可愛いお店知ってるの?」と梨央が訪ね、加瀬は「え…言わなきゃダメ?それ」と照れて梨央はふっと笑うのだが、そのあとの沈黙で梨央の表情は静かに急降下。それに気づいて加瀬がまずは表情で受け止めてから「大丈夫だから」と口にする。一瞬でさまざまな感情が通り過ぎる揺れが、少しずつ切なさの濃度を高めている。


緊迫した場面で思わず吹き出す場面転換も。大輝と山尾(津田健次郎)のピリついた空気の中、目撃者の情報が!

「犯人を見たと言っている男を見たという男が」
「なに?もっかい(もう一回)言って」。

津田の絶妙のトーンでしっかりオチをつけて、捜査は進展を見せる。


秀逸な脚本と演出に巧みな演技がのり、スピード感を持って味わい深くドラマがつくられている。

【第6話詳細】『最愛』松下洸平の切なすぎる表情に釘付け、危うさすら感じる“大輝”の愛情



脚本の清水友佳子氏は第7話について、自身のTwitterで「物語が大きく動くターニングポイント回」と綴っている。また、番組公式Instagramでは「♡(ハートの絵文字)がギュっと詰まった7話です。ヒリヒリとホッコリ。梨央と優の笑顔。心に沁みる物語」とも告知されている。予告映像には、梨央が「あなたがあの人を…」と呟くシーンが。どんな展開が待っているのかドキドキしてくるとともに、どんなふうに場面が切り替わっていくのかにも注目したい。



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