『SUPER RICH』赤楚衛二&町田啓太 “一途な愛”の明暗が切なく愛おしい

TV 公開日:2021/11/19 73
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いやいやいやいや、展開が早。恋の三角関係が始まったと思いきや、たった1話で一気に進展した『SUPER RICH』第6話。



※以下第6話、一部ネタバレあり

3人の同居生活が始まり、ここから複雑な恋愛模様が繰り広げられるのかなと正座で待機していたら、あっという間に空(町田啓太)が撤退。衛(江口のりこ)と優(赤楚衛二)も想いが通じ合うことに。まさかこんなに早く恋の相関図に決着がつくとは思わなかった…。


なぜ衛は優に気持ちを伝えたのだろうか。思うに、優との出会いは、衛が「人から愛される自分」を受け入れるためのリハビリだった。衛は「お金はあるけれど愛に飢えた人生」を過ごしてきたという設定だが、社員に対する面倒見の良さからもわかる通り、与える愛に関してはちゃんと持っていた。衛が知らなかったのは、「愛されること」。


その原因が、祖母・多恵子(赤座美代子)だった。母をいびり、両親の死後は父の死を衛のせいだと罵り、いじめ続けてきた。そんな祖母と幼少期を過ごしてきた衛は、人格形成において必要な「愛されること」がじゅうぶんではなかった。だから、今でも人から愛される自分にうまく慣れることができていない。


一途に愛情を表現してくれる優にも、どう返していいかわからなかった。今までずっと衛はひとりで生きてきたし、どんなピンチもひとりで切り抜けてきた。でも、祖母の葬儀をひとりで取り仕切っている衛を見て、優は言う。


「こういうときにひとりなのが大したことだって言ってるんです」


この言葉が、突き刺さった。贅沢し放題の人生を生きて、だけど最後には葬儀に誰ひとり参列する者もおらず、ひとりでこの世を去った祖母。自分も、そういうふうに死んでいくのかもしれない。でも、それでいいとさえ思っていたから、そんなふうに言ってくれる優の言葉がうれしかった。


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