『最愛』吉高由里子&松下洸平 想像を掻き立てる圧巻の20秒、物語を動かす2つの涙

TV 公開日:2021/11/01 79
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吉高由里子主演の金曜ドラマ『最愛』(TBS系、金曜よる10時~)。殺人事件の重要参考人となった若き女社長・真田梨央(吉高)、かつて梨央が思いを寄せていた事件を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平)、そして梨央を守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)を中心に描かれるサスペンスラブストーリーだ。29日に放送された第3話では、逆恨みされて命を狙われた梨央を助けようとする大輝と加瀬の姿に「かっこいい」「惚れる」などの声や、病院の待合室に梨央といた大輝がふと方言で話したことろで「方言良き!」「この方言たまらない。好きになる」との反響の声が上がった。(※以下、第2話ネタバレあり)



第2話の最後でふいに15年前に戻った梨央と大輝だったが、第3話で場所を変えて改めて話すとなると15年前のままではいられなかった。2人からは笑顔は消え、懐かしい思い出も淡々と語る。「梨央」「大ちゃん」と呼びながらも、結局は表情は硬いままで女社長と刑事の関係性。ただ、梨央は大輝にもらったお守りをなくしたことや、事件当日に遺体発見場所の公園で昭と会ったことも話し、「私は殺してない」と告げる。


捜査本部に戻り昭の殺人事件当日の梨央の足取りを確認する大輝だが、梨央が犯人かどうか判断しかねる様子。桑田(佐久間由衣)に問い詰められて「にぶってる」と思わず吐露する場面もあり、葛藤を隠さないあたり、刑事として職務を全うしようとしているのが分かった。それでも捜査の中で、梨央に心が動かされる瞬間が訪れてしまうのだ。


事件当日に公園付近で梨央を乗せたタクシー運転手に話を聞きにいった大輝は、タクシーのドライブレコーダーを見せてもらう。そして、梨央が泣いていることを見つける。タクシーの運転手も気づかなかったことだが、刑事の洞察力か、梨央を思うあまり気づいてしまったのかはわからない。ただ、大輝だけが気付けたこと、また「泣いてる」とつぶやくその声のトーンに、どうしようもなく心がギュッとなる。


一方の加瀬は、梨央との15年の絆を見せた。

大輝と勝手に話をした梨央のもとへ駆けつけた加瀬は、梨央と並んで座り説教をしつつもどこか親し気な様子。梨央もリラックスした雰囲気で大輝と会っていたときは全く違っていた。


そして今回も2人の絆が見える回想が。梨央の弟・優が失踪した当日、優を捜し疲れて座り込んでいる梨央の隣に座る加瀬。「あなたには新しい家族がいます。頼ってください。家に帰りましょう」と手を差し出す姿は、優しさに溢れていた。


優の居場所がわかるが、会いたくないと告げられて落ち込む梨央は、自分のせいで康介を殺してしまった優への罪悪感で泣き出してしまう。


激しく泣きじゃくる姿は「とても演技には見えない」「泣き方が本当に幼い泣き方」などの声が上がったように、とてもリアルで、見る人の感情を揺さぶるものがあった。さらに泣く梨央に腕を貸した加瀬のたたずまいも相まって、さらに印象的なシーンとなっていた。


激しく泣きじゃくる15年前の梨央と、人知れずタクシーで涙を流す現在の梨央。対照的な涙だが、梨央の涙に加瀬と大輝は心を動かされ、2人は脅迫事件で梨央を守るために奮闘することになる。


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