『彼女はキレイだった』ツンデレの王道に見る役者・中島健人の魅力

TV 公開日:2021/09/13 89
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Sexy Zoneの中島健人と小芝風花がダブル主演を務めるドラマ『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジテレビ系)が、9月14日いよいよ最終回を迎える。

2015年に大ヒットした韓国ドラマのリメイク版である本作は、原作ドラマ自体の実績に加え、共演者も非常に話題性のある俳優を多く起用し、当初より期待度の高いドラマであった。また、中島演じる長谷部宗介によるInstagramとの連動企画もあり、Twitterでも幾度となくトレンド入りを果たし、注目を集めることの多いドラマでもあった。


本作の主人公である長谷部宗介は、いわゆる、ツンデレの役である。ドラマ序盤ではピリピリした空気を纏っていた毒舌エリートは、小芝演じる佐藤愛との距離が縮まるごとに感情が露出し、愛と結ばれたころにはすっかり、一途な愛情を隠しきれない男へと変貌していた。


中島と言えば、代表作の一つであるドラマ『黒崎くんの言いなりになんてならない』(2015年/日本テレビ系)の黒崎晴人役で見せた、愛情表現が不器用な超ドS高校生のようなツンデレ役を想像する人もおそらく多いだろう。中島にとってはツンデレは、最も得意とする役柄の一つと言える。


本作におけるツン要素とデレ要素は、副編集長でありエリートである宗介が社会や組織に対して保っているプライドがツンであり、そのプライドの下にある自分を変えてくれた存在である愛に対する想いがデレである。プライド高い言葉で編集部員や役員と衝突する姿や、その裏にある副編集長としての責任や焦燥、そしてその根底にある初恋の人としての愛への想いと、目の前で献身的に働く愛への想い、それらがツンデレという王道的構造の中で絶妙に配置されており、中島はそれらを一つの役の中でしっかりと演じていた。


また、デレの場面で見せた愛との甘いシーンの数々は、これまで数多くの恋愛シーンを演じてきた中島の真骨頂であり、視聴者が最も期待する胸がキュンとする要素に溢れていた。事実、アドリブに近いようなリアルな演技も随所に見られ、恋愛の演技における中島の引き出しの豊富さが生かされた。総じて、非常に明解な構造であると同時に、中島自身のこれまでの強みや経験が十分に発揮されたことが、本作のストレートな魅力に繋がった。


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年次三智男 @BcuJgODhTCQPZjK 9月14日

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